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大間原発で事故があれば、函館市民に確実な逃げ道はない-市長

電源開発(Jパワー)大間原発(青 森県大間町)の建設差し止め訴訟を起こした北海道函館市の工藤寿樹市 長は、大間原発で事故があれば、函館市民には確実な逃げ道がないと述 べた。

工藤市長は10日に都内で開かれた記者会見で、原発から離れた北方 に逃げるにはトンネルを通るしかないが、35万人の市民が一斉に逃げよ うとすれば渋滞を招きかねないと指摘した。

函館市は3日、Jパワーと政府を相手取り大間原発の建設・運転差 し止めを求める訴訟を起こした。

工藤市長は、大間原発が福島第一原発事故前の基準に基づいて原子 炉設置許可を受けており、原子力規制委員会が新しい安全審査基準に基 づいて承認するまで建設を差し止めるべきだと主張した。菅官房長官は 3日の会見で、大間原発について「新増設に当たらない」とし建設継続 方針を表明した。実際の稼働では原子力規制委の認可が大事との認識も 示した。

工藤市長は建設継続があらかじめ決まっており、安全性が二の次に なっていると批判した。工藤氏は函館市民の現実的な避難経路が保証さ れていない限り、大間原発の建設を認めるべきではないと話した。函館 市の一部は海を挟んで大間原発から30キロメートル圏内にあり、緊急避 難対策が義務付けられている。

原題:Hakodate Mayor Says No Route From Accident at Oma Nuclear Plant(抜粋)

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