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【個別銘柄】電力株売られる、トヨタは続落、ニフティが急騰

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

電力株:SMBC日興証券は9日、セクター判断を「強気」から 「中立」に下げた。政府の電気料金値上げに対するスタンスが想定以上 に厳しいもようで、2015年3月期収支が黒字化できなくなるリスクが生 じているとした。個別で投資判断を「1(アウトパフォーム)」から 「2(中立)」に下げた関西電力(9503)が前日比3.9%安の904円。同 じく判断「2」に下げた九州電力(9508)も4.5%安の1039円、北海道 電力(9509)も5.1%安の658円だった。

トヨタ自動車(7203):2.4%安の5321円。一部車種の大規模リコ ール(回収・無償修理)への警戒が続く中、メリルリンチ日本証券が9 日、投資判断を「買い」から「中立」に下げる材料も重なった。同証で は、15年3月期業績が市場コンセンサスに届かない可能性や株価上昇へ のカタリスト不足を考慮、今期営業利益予想を2兆7320億円から2 兆4450億円に減額した。

ファナック(6954):3.4%高の1万8240円。ゴールドマン・サッ クス証券は9日、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を1 万8000円から2万2000円に上げた。3月末の中国企業訪問、出荷統計や マージン動向を踏まえ、営業利益率が15年3月期以降、再び40%へ上昇 すると予想。海外ロボット・自動化需要で高成長持続を見込む。

ニフティ(3828):300円(26%)高の1444円でストップ高。富士 通(6702)がインターネット接続サービス子会社の同社を売却する手続 きに入り、国内投資ファンドなどに打診を始めていると10日付の朝日新 聞朝刊が報道。会員数減少による業績低迷が背景といい、ファンド主導 の立て直し観測が広がった。富士通も1.7%高の598円。

ディー・エヌ・エー(2432):4.4%安の1713円。シティグループ 証券は9日、目標株価を2500円から2000円に下げた。国内ゲーム販売を 従来より保守的に見積り、中期的な業績見通しを下方修正したことによ る。苦戦中のブラウザーゲーム事業を補完できるヒット作には恵まれて いない、などと指摘した。

日本精工(6471):3.6%高の1083円。ゴールドマン・サックス証 券は9日、投資判断を「中立」から「買い」に上げた。売価、生産台 数、為替の3要因の追い風から自動車事業主導の利益成長が続くと予 想。15年3月期の連結営業利益予想を800億円とした。14年3月期の会 社計画は630億円。

ヤマハ発動機(7272):2.2%高の1606円。メリルリンチ日本証券 は9日、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を1610円から1930 円に上げた。二輪車プラットフォーム開発の取り組みが来期業績に与え る影響を考慮、バリュエーションも魅力的とした。14年12月期の営業利 益予想を764億円から784億円(会社計画750億円)、15年12月期は1034 億円から1069億円に見直した。

博報堂DYホールディングス(2433):2.8%高の725円。主要3広 告会社の3月月次売上高速報を9日に公表、大広は前年同月比1.6%減 ったが、柱の博報堂が16.4%増となり、読売広告社も5.3%増えた。博 報堂の14年3月期累計では、前の期比4.5%増。

近鉄百貨店(8244):2.1%高の381円。15年2月期の連結営業利益 は前期比2.4倍の74億円を見込む、と9日に発表。あべのハルカス近鉄 本店のグランドオープン効果に加え、奈良や和歌山など地域中核店でも 売り場改装を実施、集客強化を図る。14年2月期は、ハルカス本店売り 上げの目標未達で、前の期比12%減の30億8800万円だった。

東芝テック(6588):6.2%高の614円。クレディ・スイス証券は9 日、投資判断「アウトパフォーム」を継続した。堅調だった14年3月期 業績に加え、15年3月期の最高益更新、増配確度の高さを考慮すると、 決算発表を機に株価が見直される可能性が高いとした。

ダイセキ(9793):2%高の1674円。14年2月期の連結営業利益は 前の期に比べ35%増の72億9800万円だった、と9日に発表。主力の工場 廃液の中間処理・リサイクル事業の受注が回復した上、円高修正や原油 高止まりを背景にリサイクル燃料も堅調。土壌汚染調査・分析などを行 う連結子会社のダイセキ環境ソリューション(1712)の好調も寄与し た。15年2月期見通しは、前期比1.9%増の74億4000万円。

DCMホールディングス(3050):3.2%高の674円。25店の新規出 店を計画し、15年2月期の連結営業利益は前期比4.9%増の175億円と3 期ぶりの増益を見込むと9日に発表。14年2月期は園芸用品の伸び悩 み、節電関連用品の反動減などから前の期比12%減の167億円だった。

ネクステージ(3186):9.7%安の566円。13年12月-14年2月期 (第1四半期)の連結営業利益は前年同期比1.5%減の2億1400万円だ った、と10日午後に発表。収益柱の中古車販売店事業を中心に売り上げ は伸びたが、積極的な広告活動、キャンペーンに伴う在庫輸送費の発生 など販売・一般管理費の増加が響いた。

サンフロンティア不動産(8934):9%安の1179円。公募増資で 約87億円を調達する、と9日に発表。発行済み株式総数は3月末に比べ 最大15%増えるため、1株価値の希薄化が懸念された。調達資金は物件 取得に充当方針。

サイゼリヤ(7581):3.9%安の1156円。13年9月-14年2月期 (上期)の連結経常利益は前年同期比59%減の16億7200万円で、従来計 画の32億円を下回ったと9日に発表。円安による原材料費の増加、エネ ルギー費上昇が響いた。14年8月期見通しも89億7000万円から62億円に 減額、前期比では6.2%増益が一転、27%減益になる。

エヌ・ピー・シー(6255):20%安の273円。14年8月期の連結営 業利益見通しを4億100万円と、従来の4億1900万円から4.3%減額する と9日に発表。太陽電池メーカーの設備投資回復が遅れ、太陽電池製造 装置の受注が弱含むことなどが響く。

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