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銀行の商品事業の規制、不透明感につながる-シュライバー氏

当局による自己勘定投資への規制と 資本増強の義務付けにより、銀行が商品取引事業からの撤退を進めてい ることについて、投資家のエリック・シュライバー氏は、商品取引への 規制が弱まり不透明感が増す結果につながる可能性があると指摘する。

スイスの資産運用会社ユニオン・バンケール・プリベ(UBP)の 商品事業担当の元責任者であるシュライバー氏は「バーゼル3」や米金 融規制改革法(ドッド・フランク法)などが銀行に「重大な影響」を及 ぼし、商品事業は取引会社へと移行するとの見方を示した。

シュライバー氏はジュネーブで開かれた国連の会議でのプレゼンテ ーションの前に「予想外の結果として、商品事業の一部は、より透明性 が低く規制が弱い分野、つまり取引会社へと移行するだろう」と述べ た。

シュライバー氏は、商品事業を手掛けている銀行は、規制に関連す るコンプライアンス(法令順守)のコストや政治的圧力などにより同事 業から撤退するよう「強いプレッシャー」にさらされていると指摘。同 氏のデータによると、大手10行の商品事業の昨年の年間収入は計45億ド ル(約4600億円)と、ピークだった2008年の140億ドルから減少した。

原題:Bank Reform Seen by Schreiber Pushing Commodities Into Opacity(抜粋)

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