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ウクライナ:首都にロシアの支配逃れる国民が流入-財政圧迫も

旧ソ連時代に追放され、22年前にウ クライナに戻ったスザンナ・ヤギヤエワさんは、同国にロシア軍が戻っ てきたため再び故郷を去らなければならなくなった。

タタール人で一児の母親であるヤギヤエワさんは、ロシア軍が支配 するクリミア半島を去ってから1週間後、800キロ離れた首都キエフ で、ソ連時代に建設された診療所の仮設宿泊所で鍋を洗っていた。ウク ライナ東部の一部で分離独立の動きが起きる中で、さらに数万人のウク ライナ人が暴力と差別を恐れ、避難場所や仕事、支援を求める可能性が あると国連は指摘する。

狭い調理場で昼食が準備される中、ヤギヤエワさん(47)は「私た ちはすべてを捨てて来た。ロシアのパスポートは欲しくない。皆と平和 に仲良く暮らしたいからここに来た」と語った。

この混乱により、財政破綻を回避しようと苦しむウクライナに対し さらに圧力が高まる恐れがある。ウクライナの今年の債務は100億ドル (約1兆円)に上るほか、ロシアに20億ドルのガス輸入代金を支払わな ければならず、国際通貨基金(IMF)などから最大180億ドルの支援 を必要としている。

原題:Ukrainians Crowd Kiev Soup Kitchens as More Flee Russian Control(抜粋)

--取材協力:Volodymyr Verbyany.

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