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中国の農家、供給過剰でもトウモロコシの作付け増やす

中国では、トウモロコシの収穫高が 4年間にわたって記録的高水準に達し供給が過剰となっている。それで もなお、北東部の農家は作付けを増やす計画だ。

その理由は、中国政府がトウモロコシを市場価格を上回る水準で買 い取ることが分かっているからだ。政府は欧州連合(EU)加盟28カ国 の1年間の消費量に相当する在庫を確保する見通しだ。世界最多の人口 を抱える中国にとって国家備蓄は戦略的資産。食肉消費が膨らむ中、家 畜の飼料として利用されるトウモロコシの量は過去5年間に44%増加し た。

黒竜江省で11ヘクタールの農地を運営するチャン・フェンユー氏 (39)は「安定した良いリターンが得られるという意味でトウモロコシ と比較できる穀物はない」と語る。2009年には農地の大半で大豆を栽培 していたが、今年は全てトウモロコシの生産に充てる計画だ。

経済成長と食肉需要の拡大により中国は世界最大のトウモロコシ輸 入国となり世界の価格が上昇するとみられているが、同国の生産はこの ような見方に反して増加している。中国の自給が進み世界的な消費拡大 による供給逼迫(ひっぱく)は緩和されている。シカゴ商品取引所 (CBOT)のトウモロコシ先物相場は過去最高値に達した12年以 降、41%下落している。

原題:China Corn Glut No Barrier to Farmers as State Buys: Commodities(抜粋)

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