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4月8日の米国マーケットサマリー:円が上昇、株は反発

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3795   1.3742
ドル/円            101.76   103.10
ユーロ/円          140.38   141.67


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,256.27     +10.40     +.1%
S&P500種           1,851.96      +6.92     +.4%
ナスダック総合指数    4,112.99     +33.23     +.8%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .39%        +.00
米国債10年物     2.68%       -.02
米国債30年物     3.54%       -.02


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,309.10    +10.80    +.83%
原油先物         (ドル/バレル)  102.50     +2.06    +2.05%

◎NY外国為替市場

ニューヨークの外国為替市場ではドルが主要国通貨バスケットに対 して約5カ月ぶりの安値に下げた。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和 観測が後退したほか、英国の2月の鉱工業生産が市場予想を上回ったこ とが影響した。

ドルは対ユーロで続落。先週の米雇用統計で雇用者の増加幅がエコ ノミスト予想を下回り、景気回復の勢いが増しているとの見方に水を差 した。円は上昇。日本銀行は金融政策決定会合で、政策方針の現状維持 を全員一致で決めた。ブルームバーグの新興市場通貨指数はほぼ4カ月 ぶりの高水準に達した。

HSBCホールディングスの為替ストラテジスト、ロバート・リン チ氏は、「ドルにはほぼ全面安のバイアスがかかっている。しかこれは 必ずしも何か特定の出来事や状況に関連した弱さではない」と述べ、 「非伝統的措置に関するドラギECB総裁発言がユーロに与えた弱気な 見方は後退した」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時29分現在、ブルームバーグ・ドル・スポ ット指数は0.6%下げて1008.59。一時は昨年10月31日以来の最低とな る1007.92まで低下した。

ドルは対ユーロで0.4%下げて1ユーロ=1.3797ドル。ドルは対円 で1.4%下げて1ドル=101円70銭。一時は101円55銭と、3月19日以来 の安値を付けた。円は対ユーロで1%高の1ユーロ=140円31銭。

◎米国株式市場

米株式相場は反発。グーグルやフェイスブックなどハイテク株に買 いが戻った。ナスダック100指数は前日までの3営業日に2011年以降で 最大の下げとなっていた。

ヤフーやeベイも高い。前日はハイテク株が広範に売られ、S& P500種株価指数は年初からの上げを失った。通常取引終了後の決算発 表を控えアルコアは上昇した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、大型ハイテク株で構 成するナスダック100指数は0.9%上昇。S&P500種株価指数は前日 比0.4%高の1851.96で終了。ダウ工業株30種平均は10.27ドル(0.1%) 上げて16256.14ドルで終えた。小型株で構成するラッセル2000指数は4 日ぶりに上げ、0.8%高。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、 マーク・ルッシニ氏は「バイオとハイテク銘柄は高いバリュエーション (株価評価)で取引されていたが、ついに重力に屈した。これら多くの 成長株は10-20%下げたが、通常はそれぐらい下げると底をつける」と 述べた。

◎米国債市場

米国債相場は上昇。この日の3年債入札(発行額300億ドル)で は、年金基金や保険会社を含む投資家グループからの需要がここ1年余 りで最高となった。

10年債利回りは4営業日連続での低下。3年債入札ではプライマリ ーディーラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接入札者の落札比率 が24%と、2013年2月以降で最大となった。4日発表された3月の米雇 用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回って以降、米国債相場は上昇 している。米連邦準備制度理事会(FRB)は9日に連邦公開市場委員 会(FOMC、3月18-19日開催)の議事録を公表する

RWプレスプリッチの政府債取引担当マネジングディレクター、ラ リー・ミルスタイン氏(ニューヨーク在勤)は「投資家は金利上昇や経 済指標の改善を想定している。実際にそれを目にする必要があるわけだ が、これまでのところ見られていない」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間 午後2時18分現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の2.68%。同年債(表面利率2.75%、2024年2月 償還)価格は6/32上げて100 19/32。利回りは一時3月28日以来の低水 準を付けた。

既発3年債の利回りはほぼ変わらずの0.85%。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。ほぼ2週間ぶりの高値となった。 ドルの下落が背景。ウクライナの緊張が再燃したことも逃避資産とされ る金の買いにつながった。

USAAプレシャス・メタルズ・アンド・ミネラルズ・ファンド (サンアントニオ)のファンドマネジャー、ダン・デンボー氏は電話イ ンタビューで、「ウクライナ情勢が再び緊迫化するのに伴い、金は地政 学的な緊張によって支えられている」と指摘。「ドルの弱さも金を支え ている。商品全般に関心が集まっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比0.8%高の1オンス=1309.10ドルで終了。一時は1314.70 ドルと、中心限月としては3月26日以来の高値をつけた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油相場は1カ月ぶり高値に上昇。オクラホマ州クッ シングの在庫が10週連続で減少したとの観測が背景。米エネルギー情報 局(EIA)のデータによると、クッシングの在庫は3月28日終了週 に35%減少の273万バレルと、9週連続での減少となった。ブルームバ ーグの調査によれば、EIAが9日発表する先週のクッシング在庫も減 少が見込まれている。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエ ネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は「クッシングの在庫がさら に減ったとの見方から、相場は上昇している」とし、「相場はこの国内 の供給動向を材料に動いているが、現時点では意外ではない」と続け た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前日 比2.12ドル(2.1%)上昇し1バレル=102.56ドル。終値ベースでは3 月7日以来の高値。また上昇率は3月3日以降で最大。

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