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中国は銀行の危機長期化を回避へ、経済成長が寄与-S&P

中国の着実な成長は業界再編と経済 のリバランスを支え、長期にわたる銀行部門の危機を回避することに貢 献すると、米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が指摘した。

S&Pの根本直子マネジングディレクターと廖強シニアディレクタ ーは8日公表されるリポートで、「危機が長期化する公算は小さい」と 予想。「経済成長が政府を支え、工業部門が過剰生産に関連する問題を やがて解決するのを後押しするだろう。それが中国の銀行のシステミッ クリスクを抑えることにもなるはずだ」との見方を示した。

中国の経済成長率は少なくとも2016年まで7%程度を維持すると、 S&Pはみている。それが現実になれば、ブルームバーグがまとめた予 想に基づけば同国は今後2年にわたりアジアで最も高い成長率となる。 企業債務の減少や銀行の高い収益性と中核資本に加え、必要であれば政 府が行き過ぎた融資の伸び抑制と資本注入の両方で介入するとみられる ことも、同国の金融機関が損失を吸収する上で寄与するだろうと、S& Pがリポートで指摘した。

リポートによると、S&Pは向こう2、3年間に金融機関が経営難 に陥ったり大幅な損失を出す可能性は排除していない。赤字企業への高 いエクスポージャーや不動産市場の調整をリスク要因として挙げてい る。

原題:China Growth Enough to Avert Prolonged Banking Crisis, S&P Says(抜粋)

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