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4月7日の米国マーケットサマリー:株価は下落、ユーロ上昇

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3743   1.3705
ドル/円            103.08   103.29
ユーロ/円          141.66  141.54


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,245.87     -166.84   -1.0%
S&P500種           1,845.04     -20.05    -1.1%
ナスダック総合指数    4,079.75     -47.97    -1.2%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .39%        -.02
米国債10年物     2.70%       -.03
米国債30年物     3.55%       -.03


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,298.30    -5.20     -.40%
原油先物         (ドル/バレル)  100.62      -.52     -.51%

◎NY外国為替市場

7日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが主要通貨の大半に対 して上昇。欧州中央銀行(ECB)の当局者らがデフレリスクが抑制さ れているとの認識を示唆したことで、ECBが物価と成長を押し上げる ため債券購入を実施するとの観測が後退した。

ユーロは対ドルでの3日続落から反発した。ECBのメルシュ理事 は差し迫ったデフレのリスクは見当たらないと発言。政策委員会メンバ ーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は、直ちに行動する必要はない との見方を示した。JPモルガンG7ボラティリティー指数は約6年ぶ りの低水準となった。今週は連邦公開市場委員会(FOMC)が前回会 合の議事録を発表する。この日の円は上昇した。

シティグループの主要10通貨(G10)戦略の米州責任者、リチャー ド・コチノス氏はメルシュ理事について、「ECB量的緩和への期待を ぼやかす発言だ。つまり理論上の量的緩和とその実行には大きな差があ ると述べている」と話し、「欧州は売られ過ぎている。グローバルに見 ても主要10カ国及び新興市場で高利回り資産やキャリー通貨への需要が 高いのが分かる」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時22分現在、ユーロは対ドルで0.3%上昇 して、1ユーロ=1.3742ドル。ドルは対円では0.1%下げて1ドル=103 円17銭。円は対ユーロで0.1%安の1ユーロ=141円77銭。

◎米国株式市場

米株式相場は3営業日続落。前週に続き、ハイテク株を中心に売り が出た。ナスダック100指数の3営業日としての下げは2011年以降で最 大。S&P500種株価指数は年初来の上げを失った。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前営業日比1.1%安の1845.04で終了。ダウ工業株30種平均は166.84 ドル(1%)下げて16245.87ドルで終えた。大型ハイテク株で構成する ナスダック100指数は0.9%安。3日間の下落率は4.3%となった。小型 株で構成するラッセル2000指数は1.5%下げ、ほぼ2カ月ぶりの安値。

シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニアテクニカル ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「よく見てみると、状況は 現在、悪化している。過去1カ月、小型株とハイテク株は至るところで 値崩れを起こし、優良大型株は下値の維持に苦戦している。強気派の最 後の牙城がついに崩れ始めているようだ」と指摘した。

◎米国債市場

米国債相場は約1週間ぶりの高値に上昇。雇用の伸びは遅く、金融 当局が債券購入プログラムの縮小ペースを加速させることはないとの見 方が市場参加者の間で広がっている。

4日発表された3月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月 比19万2000人増加。伸びはブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト予想の中央値(20万人増)を下回った。米連邦準備制度理事会 (FRB)は9日に、連邦公開市場委員会(FOMC、3月18-19日開 催)の議事録を公表する。3月の会合では債券購入プログラムの額を縮 小した。財務省は今週、発行総額640億ドルの国債入札を実施する。

CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード) の米国債ストラテジー責任者、デービッド・エーダー氏は「なお経済指 標次第という状況だ。雇用統計は特筆すべき内容ではなかった」とした 上で、「市場参加者は雇用統計の内容を脇に追いやっているわけではな く、むしろ気に掛けている。今回の雇用統計は、冬の天候の影響が一時 的なものだという見方を確認するには不十分だった」と加えた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時31分現在、10年債利回りは前週末比4ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の2.69%。同年債(表面利率2.75%、2024年 2月償還)価格は10/32上げて100 17/32。利回りは一時3月28日以来の 水準まで下げた。4日には8bp低下と、終値ベースでは3月13日以来 の大幅低下となっていた。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反落。3月の米雇用者数の伸びが市場予 想に届かなかったものの、金融当局は緩和縮小を進めるとの警戒から、 過去3営業日では2度目の下げとなった。今週は米連邦公開市場委員会 (FOMC、3月18、19両日分)の議事録が公表される。

商品ブローカー、インフィニティ・トレーディング(インディアナ ポリス)のフェイン・シェーファー社長は電話インタビューで、「先週 の雇用の数字で当局は緩和策のペース減速に関する考えを変えるのかど うか、はっきりとは見えない」と指摘。「FOMC議事録が発表されれ ば金利見通しがもっと明確になるだろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前週末比0.4%安の1オンス=1298.30ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ロンドンの北海ブレント原油およびニューヨーク原油先物相場は3 営業日ぶりに下落。リビアの反政府勢力が占拠していた2つの原油積み 出し港を政府に明け渡したことで、同国の輸出増が可能になったことが 背景。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)の アナリスト兼ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は「リビアの原油が 市場に戻ってくる可能性が出てきたことが、相場には重しになってい る」と指摘。「供給が増えれば相場は下落する」と続けた。

ロンドンのICEフューチャーズ・ヨーロッパで取引されるブレン ト先物5月限は前週末比90セント(0.8%)安の1バレル=105.82ドル で終了。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は70セン ト(0.7%)下げて1バレル=100.44ドル。

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