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豚流行性下痢ウイルス感染が拡大-豚肉価格、日米で上昇か

国内で豚流行性下痢ウイルス (PED)感染が拡大しており、感染によって死んだ豚の頭数は前回流 行した1996年以来の高水準に達している。豚肉価格が上昇し輸入が増加 すると予想され、過去最高水準となっている米シカゴ市場の豚赤身肉相 場がさらに上昇する可能性がある。

農水省によると、7年ぶりにPED感染が確認された昨年10月以 降、19県の養豚場251カ所で18万6825件の感染例が報告されている。感 染によって死んだ豚は3万9285頭に上り、前回流行した96年以来の高水 準。

PED感染は米国やカナダ、韓国、台湾でも報告されている。米国 動物衛生研究所ネットワークによれば、同国での報告例は5000件を超え ている。ラボバンク・インターナショナルの推計によると、米国の豚肉 生産は今年、過去30年で最大の落ち込みを示す可能性がある。PED感 染が豚肉生産に影響を及ぼすとの見方を背景に、豚赤身肉先物価格は1 -3月(第1四半期)に49%上げ、四半期ベースでは過去15年で最大の 上昇率を示した。

農畜産業振興機構で豚肉市場の調査を担当する玉井明雄氏による と、昨年12月には感染が鹿児島県と宮崎県に拡大しており、今年6月ご ろから豚肉供給に影響が出る見通しだ。

原題:Pork to Climb in Japan as Deadly Virus Hits Largest Producers(抜粋)

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