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米投資家は工業株に回帰-インターネット・バイオ株不振

米株式市場で簡易ブログ運営会社ツ イッターの株価が今年に入って32%下落したり、高頻度トレーダーがや り玉に挙げられたり、さらにバイオテクノロジー株が弱気相場入りに近 づいている状況では、投資家が懐古の念に浸るのも無理からぬところ だ。

8日のアルコアを皮切りに決算シーズンが始まるのを控えて、投資 家は企業利益の伸びが最も高い工業株へと回帰している。ブルームバー グの集計データによれば、航空会社やトラック輸送会社、機械メーカー などS&P500種株価指数の工業株に連動する上場投資信託(ETF) は先週1.6%上昇し、時価総額は過去最大の増加となった。一方、ナス ダック100指数は4日、2.7%安と1日の下げ幅としては2011年以来最大 を記録したほか、この4週のうち3週がマイナスとなった。

米経済が第2次大戦後最も低い回復ペースを脱した兆候が投資家か ら評価され、建設・鉱山機械メーカーのキャタピラーや鉄道会社ユニオ ン・パシフィックなどが上げを主導。ハイタワー・アドバイザーズのマ ネジングディレクター兼パートナー、ドルー・ノードリヒト氏は3日の 電話インタビューで、5年前に強気相場入りして以来、銀行や小売り株 の実績が上回ってきたものの、インフラ投資拡大の見通しを考慮する と、今年は工業株の方が良い投資先だと指摘した。

ナスダック・バイオテクノロジー指数は2月の過去最高値から現在 までに17%下落。ダウ・ジョーンズ・インターネット総合指数は3月 に8.1%下落と、9カ月ぶりにマイナスとなった。

米ノーザン・トラストの主任投資ストラテジスト、ジム・マクドナ ルド氏は3日の電話インタビューで、「投資家が投機色の強い銘柄の一 部を売り、実体経済に根差した銘柄に再投資しているのは良い兆候だ」 と発言。「極めて割高な銘柄が主導する市場よりは絶対確実な工業株が けん引する市場の方が私にとって安心感がある」と指摘した。

原題:Smokestacks Back in Black as Industrial Stocks Take ETF Bounty(抜粋)

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