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【コラム】アイビーリーグはアジア系に厳し過ぎか-クライン

米国では高校生たちが希望した大学 に受け入れられたかどうかの通知を受けたばかりだ。米国の大学入学シ ステムが公平性に欠ける点を議論するのに良い時期だろう。ここでの話 題は、アジア系の若者に対するバイアスだ。

アジア系は米国の人口の5%にすぎないのに、ハーバード大学の昨 年の新入生の20%をアジア人が占めた。これを見る限り、アジア系に対 する差別などないように思われる。しかし、アジア系の学生たちは標準 試験や高校での成績がずばぬけて良いため、単純な比較は誤解を生む。

政治活動家のロン・アンツ氏は学業成績が優秀な学生の組織である ファイ・ベータ・カッパ(全米優等学生友愛会)に受け入れられたハー バード大生について調べた。すると3分の1以上がアジア人だった、最 も優秀なグループである3年生の時に加わった学生では、ほぼ半数がア ジア系の学生。この不均衡な比率がどこから来るかと言えば、最も簡単 な説明はハーバード大学がアジア系の学生を受け入れる条件が非常に厳 しいというものだ。

この説は、米国の大学進学適性試験(SAT)のデータで裏付けら れる。プリンストン大学の社会学者、トマス・エスペンシェード、アレ クサンドリア・ラッドフォード両氏が2009年の著書のために分析し、名 門校に受け入れられた学生のSATの平均スコアが人種によって大きく 異なることを見いだした。

つまり、アジア系の学生の平均スコアは白人学生の平均より約140 ポイント高かったのだ。米教育省公民権局が2012年に名門大学によるア ジア人への差別に関する調査を開始したのも無理もない。1990年代の初 めにも同様の調査をし、差別はないと結論付けていた。(マシューC・ クライン)

(マシューC・クライン氏はブルームバーグ・ビューのコラムニス トです)

原題:Are Ivy League Schools Biased Against Asians?: Matthew C. Klein(抜粋)

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