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4月4日の米国マーケットサマリー:ドル下落、株も売られる

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3704   1.3720
ドル/円            103.27   103.93
ユーロ/円          141.52   142.59


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,412.71     -159.84   -1.0%
S&P500種           1,865.10     -23.67    -1.3%
ナスダック総合指数    4,127.73     -110.01   -2.6%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .41%        -.04
米国債10年物     2.73%       -.07
米国債30年物     3.59%       -.04


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,303.50    +18.90   +1.47%
原油先物         (ドル/バレル)  101.13      +.84     +.84%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが新興国通貨の大半に対して下 落。3月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想に達しなかった ため、連邦公開市場委員会(FOMC)が金融緩和策を継続するとの思 惑が強まった。

ドルは対円で7日ぶりに下げた。3月の雇用者数は19万2000人増 と、予想は20万人増を下回った。ブラジル・レアルが新興市場通貨の上 げをけん引した。同国中央銀行はレアルの下支えに向け通貨スワップ入 札を実施すると発表した。カナダ・ドルは同国の雇用増を背景に4週間 ぶり高値。

シティグループの主要10通貨(G10)戦略の米州責任者、リチャー ド・コチノス氏は「非農業部門雇用者数は強気派を失望させたが、景気 が予想外に軟化する兆候は示していない。一方、金融当局に量的緩和の 縮小を加速させるほど強くもなかった。ベータ値の高いG10通貨と新興 国通貨が勝ち組だ」と述べた。ベータ値の高い通貨はボラティリティが 高い傾向がある。

ニューヨーク時間午後3時10分現在、ドルは対円で0.7%安の1ド ル=103円24銭。週間では0.4%上げ、3週連続高。ドルは対ユーロ で0.1%高の1ユーロ=1.3705ドル。一時は1.3673ドルと、2月27日以 来の高値を付けた。週間では0.3%高となり、3週連続で上げた。ユー ロは対円で前日比0.8%安の1ユーロ=141円48銭。

◎米国株式市場

米株式相場は下落。ナスダック総合指数は2カ月で最大の下げとな った。グーグルやヤフーなどテクノロジー関連の大型株が大きく下落し た。強気相場で大きく上昇した勝ち組銘柄を売る動きが広がった。

グーグルのクラスA株は2012年10月以降で最大の下げ。フェイスブ ックは4.6%下落し、2日間の下落率は9.5%に達した。ヤフーは昨年11 月以来の安値。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、ナスダック総合指数 は前日比2.6%安の4127.73。下落率は2月3日以来で最大だった。S& P500種株価指数は1.3%安の1865.09。一時は過去最高値を更新する場 面もあった。ダウ工業株30種平均は159.84ドル(1%)下げて16412.71 ドル。

コニファー・セキュリティーズの株式取引ディレクター、リック・ フィア氏は「きょうの下落の前兆のような動きは2、3週前からあっ た」と指摘。「きょうはファンドマネジャーらが耐え切れずにこうした 勝ち組銘柄を処分売りに出し、パニック売りのような感じだ」と述べ た。

◎米国債市場

米国債相場は続伸し、1月以来の大幅高。3月の米雇用者の伸びが 市場予想を下回ったことを背景に、金融当局が緩和策の解除を急ぐとの 警戒が後退した。

5年債利回りは2カ月ぶりの大幅低下となり、30年債利回りとの格 差は1.87ポイントに拡大した。同利回り差は先月に2009年以来の最小を 記録し、利回り曲線(イールドカーブ)はフラット化していた。米連邦 公開市場委員会(FOMC)が市場予想よりも早く、来年にも利上げを 実施する可能性を示唆したことが背景にある。3月の雇用統計によれば 平均時給は前月比横ばいで、インフレ圧力がほとんどないことが示され た。

ニューエッジUSA(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、デー ビッド・ロビン氏は「市場は強い雇用の数字とひどい相場の動きを見込 んでいた」と指摘。「雇用統計を前に市場はあまりにもショートに傾き 過ぎていた。雇用者数の移動平均やその他の指標を見ると、当局の引き 締め政策はまったく近づいておらず、遠い先だということがうかがわれ る」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時24分現在、10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の2.73%。同年債(表面利率2.75%、2024年2月 償還)価格は18/32上げて100 1/8。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。3週間ぶりの大幅高となった。米 雇用者の伸びが市場予想を下回ったことをきっかけに景気懸念が強ま り、価値保存手段としての金買いが活発になった。

ペンション・パートナーズのチーフ投資ストラテジスト、マイケ ル・ゲイド氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、雇用のデー タは「市場予想を下回り、それが金の支えになっている」と指摘。「こ れは金融当局が注目する非常に重要な数字だ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比1.5%高の1オンス=1303.50ドルで終了。中心限月として は先月12日以来の大幅上昇となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続伸。米雇用統計で3月の非農業部門 雇用者数が増加したほか、2月が上方修正されたことを受け、米国で燃 料消費が増加するとの思惑が強まった。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)の 市場調査ディレクター、アディソン・アームストロング氏は「雇用統計 は米経済の改善を示しており、原油需要には好ましいことだ」と指摘し た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前日 比85セント(0.85%)高の1バレル=101.14ドルで終えた。

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