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東邦亜鉛:4割引き上げで交渉、14年度の亜鉛プレミアム-国内向け

亜鉛製錬国内3位の東邦亜鉛は2014 年度の亜鉛地金の年間販売契約での割増金(プレミアム)を前年度に比 べて約4割の引き上げを目指して国内の顧客企業と交渉を進めている。 海外市場での亜鉛のプレミアム高騰を背景に、上げ幅は過去10年で最大 となる見通し。月内の決着を目指す。

亜鉛・鉛事業本部の丸崎公康執行役員営業部長が3日、ブルームバ ーグ・ニュースとのインタビューで明らかにした。プレミアムは地金を 販売する際、ロンドン金属取引所(LME)の価格を元に決まる亜鉛価 格に上乗せする。亜鉛地金はさび止め用の亜鉛めっき鋼板として自動車 向けや橋、ガードレールなどインフラ関連に使われる。

顧客先との交渉は海外でのプレミアム動向を参考に決める。亜鉛国 内最大手の三井金属は14年のアジア向けの年間プレミアムを前年比で最 大7割引き上げることで合意している。アジア地域で基準となる中国向 けのスポット市場でのプレミアムは現在1トン当たり150ドル。昨年末 には195ドルで推移した。世界需要の4割超を占める中国の需要増でア ジアの需給はひっ迫している。

一方、東邦亜鉛は鉛地金の14年度のプレミアムは前年度に比べて1 割弱引き下げることでバッテリメーカーなど国内顧客と合意した。13年 度のプレミアムは前の年度に比べて約5割と大幅に引き上げていた。鉛 地金は主に自動車などのバッテリーに使用される。

鉛地金のリサイクル原料となる使用済みバッテリーの海外向け輸出 が高水準で続いており、調達価格も高止まりしている。東邦亜鉛では採 算面から割高な使用済みバッテリーの調達を控え、原料に占める鉛鉱石 の比率を6-7割に引き上げた。廃バッテリーの価格が上昇する以前の 使用原料に占める鉛鉱石の比率は5割程度だった。

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