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TOPIXは8日続伸、金融緩和期待と米景気改善-金融高い

東京株式相場は上昇。TOPIXは 1年ぶりに8日続伸した。国内で追加緩和期待が拡大したことや米国の 製造業景況指数が好調だったことを受け、自動車や機械などの輸出関連 株、証券や銀行などの金融株を中心に主力株が買われた。

日経平均株価の終値は前日比154円33銭(1%)高の1万4946円32 銭、TOPIXは7.11ポイント(0.6%)高の1211.36だった。

りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケッ ト・ストラテジストは、日銀は企業短期経済観測調査などから「企業サ イドの数字が出てきて、金融緩和期待がもう一度盛り上がってきてい る」と話す。また2月上旬に日本株市場が崩れた原因である米国と新興 国景気の腰折れ懸念、ロシアの地政学リスク、日本の金融緩和剥落のリ スクのうちすべてが今改善していると指摘した。

日本銀行が初めて集計した「企業の物価見通し」がきょう発表され た。1年後に1.5%の上昇となり、金融政策の目標2%を下回った。経 済物価情勢を把握するため日銀は企業短期経済観測調査(日銀短観)に 物価予想の項目を新設したが、この結果を受け追加緩和期待が一部で出 ている。

米景気改善

米供給管理協会(ISM)が発表した3月の製造業総合景況指数 は53.7と、前月の53.2から上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミス トの予想中央値は54だった。

米調査会社オートデータによると、3月の業界全体での販売台数は 前年同月比5.7%増の154万台。年率換算(季節調整後ベース)では1640 万台と、前年同月の1530万台を上回った。市場予想は1580万台だった。

トヨタの3月販売台数は前年同月比4.9%増の21万5348台。日産 は8.3%増の14万9136台と、月間ベースでの過去最高を記録した。アナ リスト7人の予想平均はトヨタが1.3%増、日産は横ばいだった。

外国為替相場市場では、ドル・円相場が終日1ドル=103円台後半 で推移。1日の東京株式市場の終値時点の水準103円25銭から50銭以上 円安に推移していた。

香港のバンテージ・キャピタル・マーケットのエクイティ・デリバ ティブ・ヘッド、スチュアート・ビーヴィス氏は、「米国の製造業景況 指数、昨日の米株の高値更新と為替の1月以来の円安水準は日本株を押 し上げている」と話していた。

東証1部の業種別33指数では、不動産、その他金融、証券・商品先 物取引、海運、銀行、石油・石炭製品、機械、パルプ・紙、輸送用機 器、建設などが上昇率上位。半面、水産・農林、電気・ガス、空運、倉 庫・運輸関連、食料品、医薬品、その他製品、陸運の8業種が下げた。

売買代金上位ではソフトバンク、三菱UFJフィナンシャル・グル ープ、三井住友フィナンシャルグループ、マツダ、三菱地所、野村ホー ルディングス、三菱自動車などが高い。半面、ソニー、KDDIやファ ナックは安い。

東証1部の売買高は25億1849万株、売買代金は2兆2963億円。値上 がり銘柄数は807、値下がりは858。

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