中国のIPO株、欧米上回るパフォーマンス-監督強化が寄与

今年に入って中国の新規株式公開( IPO)銘柄のパフォーマンスが欧米のIPO株を大きく上回ってい る。中国の証券監督当局が講じた措置が背景だ。

ブルームバーグの集計データによると、中国ではIPO手続きを今 年完了した48社の株価は規模調整後でこれまでに平均54%上昇。これに 対し、中国以外で実施されたIPO194件では9%上昇となっている。

中国の証券監督当局は不正行為が横行していたIPO手続きで小口 投資家の保護に取り組んだ。IPOを今年実施した中国企業の大半は当 局の圧力を受けて、バリュエーション(株価評価)を業界平均を下回る 水準に設定。1年3カ月にわたるIPO凍結を経て、企業は資金調達を 急いでいた。

上海にある中欧国際工商学院(CEIBS)の丁遠教授(会計学) は「中国では歴史的に見て、これまでで最も強く行政がIPOに介入し ている」と指摘し、「証券当局は株式の値動きについて責任を負ってい る」と述べた。

中国証券監督管理委員会(証監会) は1月にIPO価格設定に対 する監視強化に乗り出した。企業と一部投資家が共謀しIPO価格をつ り上げる慣行が新規則導入のきっかけ。証監会はIPO株について「慎 重な価格設定」を怠った企業をブラックリストに掲載する方針を表明。 業界平均を上回るバリュエーションを目指している企業には早期のリス ク開示を義務付けている。

原題:China’s World-Beating IPOs Get a Little Help From the Regulators(抜粋)

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