中国株反発でも空売り投資家は姿勢変えず-経済めぐる懸念で

中国株の反発が著しいが空売り投資 家を変心させるまでには至っていない。

香港市場のハンセン中国企業株(H株)指数は今月20日まで今年の 世界的な株安の中心だったが、同日以後は27日までに7.3%反発し、世 界の主要株価指数としては最大の上昇となっている。だが下落局面で「 iシェアーズ中国大型株ETF(上場投資信託)」の空売りを仕掛けた 投資家は依然としてそうしたポジションを維持している。マークイット のデータによれば、空売り残高は発行済み株式の29%に及び、その割合 は過去最高となった。

中国株はバリュエーション(株価評価)が12年ぶりの低水準となっ たことを受け反発した。中国政府が建設事業を加速すると表明する一方 で、当局は金融機関に対する資金調達規制を緩和した。UBSによれ ば、経済成長が鈍化しデフォルト(債務不履行)が増える中で、企業利 益が鈍るとの投資家の懸念を和らげるにはこうした措置は十分ではない 公算が大きい。

ブルームバーグが集計するH株指数構成企業の約60%は、昨年10 -12月(第4四半期)の決算がアナリスト予想を下回っている。

UBSの株式アナリスト、陸文傑氏(上海在勤)は27日の電話イン タビューで、「中国の改革で大きな動きがなければ、株式相場の反発は 持続できない。中国経済をめぐる懸念は残っている。こうした懸念材料 がなくならない限り、空売り投資家がポジションを解消し、見方を変え ることはないだろう」と述べた。

原題:China’s Stubborn Short Sellers Collide With World-Beating Rally(抜粋)

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