イエレン氏の6カ月発言、長短金利差に連動の仕組債に打撃も

米連邦準備制度理事会(FRB)の イエレン議長が先に、2015年の早い時期の利上げ開始の可能性があると の趣旨の発言をしたことで、期間が短めの金利と長めの金利との差に連 動した仕組み債に打撃となる可能性がある。これは今年最も人気を博し ている仕組み債の一つだ。

イエレン議長は19日の記者会見で、米金融当局の資産購入プログラ ム終了から6カ月程度で主要政策金利の最初の引き上げに踏み切る可能 性があると言明。これを受けて、期間が短めの金利は長めの金利を上回 るペースで上昇した。

この仕組み債は長短の金利差が拡大するとリターンが増える「ステ ィープナーズ」と呼ばれる。ブルームバーグがまとめたデータによる と、米国投資家は10年以降に発行されたスティープナーズを計20億9000 万ドル(約2140億円)相当保有している。

期間が短めの金利が長めの金利を十分に下回って推移するような緩 慢な景気回復を予想する同仕組み債は、13年に入って人気が高まった。 ブルームバーグのデータによれば、そのうち最も好評なのは期間2年な いし5年と、30年のコンスタント・マチュリティ・スワップ(CMS) 金利のスプレッドに連動したものだ。

期間5年と30年のスワップの差は26日の時点で174.8ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)と、イエレン議長会見の前日に当たる18 日の194.2bpから縮小。シティグループのストラテジスト、ニーラ・ ゴラプディ氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、同議長発言 の結果、期間が短めの金利は市場が予想していたようなゆっくりしたペ ースではなく、より急速に上昇したと指摘した。

原題:Yellen’s Six-Month Timeline to Raise Rates Threatens Swap Notes(抜粋)

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