ウクライナ:国際支援確保で難題山積-東部で危機再燃の恐れも

ウクライナ議会は27日、270億ドル (約2兆7600億円)の国際支援を確保するために必要な関連法案を可決 した。その1時間後、「革命」を叫ぶデモ隊が議会近くに集結、議員は 避難を余儀なくされた。

今回のデモは、国家主義グループ「右派セクター」の指導者の1人 が警察との衝突で今週死亡したことがきっかけで起きたが、国際支援を 引き続き取り付けるためウクライナ新指導部が乗り越えなければならな い問題が山積していることを示している。

前政権の崩壊から数週間が経った現在、ウクライナ政府はロシアに よるクリミア編入や東部国境でのロシア部隊の増強といった事態に直面 している。欧米の制裁につながった緊張が激化すれば、ヤツェニュク首 相が国際通貨基金(IMF)と交わした約束を果たすことが困難となる 恐れがある。IMFは2008年以降、ウクライナが経済条件を満たさなか ったとして融資を2回停止している。

バークレイズ・キャピタルは27日に電子メールで配布したリポート で、「政治的危機は引き続き高いことが見込まれ、特にウクライナ東部 で再燃する可能性がある」と指摘。「ロシアの報復措置により事態が悪 化する恐れがあることから、改革プログラムの実施リスクも大きい」と 分析した。

原題:Ukrainian Bailout to Test Cabinet’s Mettle Amid Political Strife(抜粋)

--取材協力:Sandrine Rastello、Volodymyr Verbyany、Julianna Goldman、Andra Timu.

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