タルーロ理事:FRBによる外銀監督の厳格化の正当性を主張

米連邦準備制度理事会(FRB)の タルーロ理事は、米国で事業展開する外国銀行の監督厳格化に関する FRBルールの正当性を主張し、世界的な金融危機で規制強化の必要性 が明らかになったと述べた。

2月に公表されたルールでは、米国で500億ドル(約5兆1100億 円)以上の資産を持つ外銀がFRBの監督対象となる米国持ち株会社を 設立する必要がある。タルーロ理事は外銀が金融危機当時に多額の FRBの支援を必要としたことや、FRBがホスト国の金融安定を確実 にするために他国の当局と協力していることを考慮すると、米国が規制 を分断したとの非難は「不可解だ」と指摘した。

タルーロ理事は27日にニューヨーク州アーモンクで開かれたハーバ ード大学法科大学院のシンポジウムで講演し、「米国が世界の金融安定 に向けてできる最も重要な貢献は、米国内の金融システムの安定を確保 することだ」と述べた。

同理事はまた、「多くの外銀が戦略を転換し、世界で融資するため 米国支店を使って短期市場でドル資金を調達するようになり、新たな脆 弱性(ぜいじゃくせい)が生じた」と指摘。「それが外銀支店による総 資産に比べて不釣り合いに大きな連銀窓口貸し出しの利用という結果に 至った」と分析した。

原題:Tarullo Defends Fed’s Move to Supervise Foreign Bank Units (抜粋)

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