【個別銘柄】ヤフー安い、空運上げる、措置命令の大幸薬急落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

ヤフー(4689):前日比6.4%安の514円。通信会社のイー・アクセ スの株式99.68%をソフトバンク(9984)から3240億円で取得し、通信 事業に参入すると27日に発表。Eアクセスは6月1日にウィルコムと合 併予定で、ヤフーの傘下入り後、「ワンモバイル」に社名を改める。ク レディ・スイス証券では、ソフバンクとの協業ではなく、自社でインフ ラを持つ正当な理由が現時点では見えないとした。

空運株:日本航空(JAL、9201)が4%高の4995円、ANAホー ルディングス(9202)が1.4%高の223円。30日から羽田空港の国際線発 着枠が拡大し、JALは新たに昼間時間帯に羽田-ロンドン線、シンガ ポール線、バンコク線などを運航。ANAも現在の10路線13便から17路 線23便に増便する。今後の利用者増を見込む買いが入った。

大幸薬品(4574):12%安の1757円で、東証1部の下落率1位。消 費者庁は27日、二酸化塩素を利用した空間除菌を標ぼうするグッズ販売 事業者17社に対し、景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を行った。 空間除菌グッズの表示に合理的根拠が示されていない、という。大幸薬 も17社のうちの1社で、対象商品は据え置き型の「クレベリンゲル」「 クレベリンマイスティック」。会社側はきょう午後発表のリリースで、 表示はすでに修正を完了、今後も実製品による検証を繰り返すとした。

パナソニック(6752):2.3%安の1164円。津賀一宏社長は27日の 会見で新たな事業方針を示し、車載や住宅関連事業など重点領域への経 営資源集約で、来年度からの5年間で売上高を約35%上げ、2018年度 に10兆円を目指すとした。野村証券では、コスト削減は評価するが、10 兆円企業への道のりはまだ見えないと指摘。14年度から実質増収に転じ るという会社計画の「はじめの一歩」に要注意としている。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):7.3%高 の2087円。スマートフォン向けに人気ゲーム「ファイナルファンタジ ー」シリーズの最新作を4月にも発売する、と28日付の日本経済新聞朝 刊が報道。家庭用ゲーム機並みの高画質画像で、スマホ向けに最新作を 配信するのは初めてという。

OBARA GROUP(6877):6.7%高の3820円。14年9月期の 連結営業利益見通しを60億円から77億5000万円に上方修正する、と27日 に発表。アジア地域での業績好調を踏まえた。同社は、自動車向け溶接 機器の大手。

NOK(7240):5.7%高の1667円。メリルリンチ日本証券は27 日、投資判断「買い」を継続し、目標株価を1700円から1800円に上げ た。フレキシブルプリント配線板(FPC)の収益性改善が明確になっ てきたとし、15年3月期の1株利益予想を154円から165円に修正。

ツガミ(6101):6.4%高の595円。シティグループ証券は27日、投 資判断を新規に「買い」とした。米アップルなどによるスマートフォン 関連の設備投資拡大で、15年3月期利益は急回復を想定。自動車部品生 産用の新型タレット旋盤の出荷増も見込む。

山崎製パン(2212):4.4%高の1200円。SMBC日興証券は27 日、投資判断を「3(アンダーパフォーム)」から「2(中立)」に上 げた。パン類の単価が約20カ月ぶりに上昇しており、安売り体質から脱 却する兆しが見えなかった点などを背景にした弱気のスタンスを修正、 今以上に株価水準が調整する可能性は後退したと見る。

マキタ(6586):3.5%高の5640円。ドイツ証券では、輸出向け製 品の組み立て工程を中心とする中国昆山工場の訪問リポートで、人によ る工程が多い電動工具生産の中でも、省人化の進展を確認できたと指 摘。コスト削減効果もあり、今期の利益率が1ポイント改善している点 は好感できるとした。

レーザーテック(6920):6.4%高の1169円。SMBC日興証券 は27日、投資判断を新規に「1(アウトパフォーム)」、目標株価 を1470円に据えた。微細化投資の継続によるマスク検査装置の需要増 で、15年6月期まで年20%以上の営業増益が続くとみる。

松屋(8237):5.1%高の845円。これまで未定としていた14年2月 期末の配当について、1株2円50銭を実施すると27日に発表。業績、財 務状況の改善を受けたもので、5期ぶりに復配する。

京阪電気鉄道(9045):3%高の416円。14年3月期の連結営業利 益見通しを211億円から235億円に増額する、と27日に発表。不動産事業 でマンション販売が好調、レジャー・サービス事業の想定以上の増収も 寄与する。前期比では9.4%減益が一転、0.9%増と微増益になる。期末 配当も1株2円50円銭から3円50銭に上積み。

一休(2450):4.3%高の1168円。14年3月期の期末配当を1 株1600円と、従来から300円上積みする公算が大きいと28日付の日本経 済新聞朝刊が報道。ホテルや旅館の宿泊予約が好調で、2期連続で最高 益になる見通しという。

寿スピリッツ(2222):4.3%高の1930円。4月3日付で東証2部 から1部に上場市場が変更される、と27日に発表。今後のTOPIX算 入に伴うファンド資金の流入などが見込まれた。

省電舎(1711):2.4%高の1635円。インドネシアのPTワールド ワン・インドネシア(WOI)社と同国でのパームヤシ殻の炭化事業で 基本合意した、と27日に発表。インドネシアは世界最大のパーム油産出 国で、WOIは国営農園からの協力を得て、殻を安定的に供給する体制 を持つ。省電舎では、パーム油搾什後の殻をバイオマス発電燃料として 着目してきた。

エスクロー・エージェント・ジャパン(6093):東証ジャスダック 市場に新規上場、公開価格の2700円に対し2.3倍となる6210円買い気配 のまま初日の取引を終えた。東京都中央区に本社を置き、不動産取引の 決済代行、いわゆるエスクロー事業(第三者寄託)を展開する。14年2 月期の営業利益は前の期比3.3%増の3億700万円だったもよう。

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