エスクローAJ、上場初日は買い気配-不動産取引の決済代行

不動産取引の決済代行、いわゆるエ スクロー事業(第三者寄託)を展開するエスクロー・エージェント・ジ ャパンがジャスダック市場に新規株式公開(IPO)した。公開価格 の2700円に対し朝方から買い気配値を切り上げ、上場初日は2.3倍 の6210円買い気配のまま売買が成立しなかった。

同社は2007年4月の設立で、東京都中央区に本社を置く。不動産会 社や金融機関などから委託を受けて行うエスクロー事業に加え、金融機 関に代わり顧客とのローン契約や抵当権設定の契約などを行うクロージ ング業務、物件調査・査定のデューデリジェンス業務、人材派遣、支援 システムの開発なども手掛ける。

14年2月期業績は、売上高が前の期に比べ8.3%増の12億6700万 円、営業利益が3.3%増の3億700万円、1株利益は485円35銭だったも よう。配当計画は1株75円。公開価格ベースのPERは5.6倍だった。

上場に際し、新株発行と自己株処分による公募8万株、オーバーア ロットメントを含む売り出し10万4000株を実施した。主幹事は大和証券 が務めている。

野村証券では、14年2月期の売上高、営業利益は計画をほぼ達成し たもようと指摘。年間不動産登記案件の約500万件のうち、同社が関わ るのが約5.4万件で、上場に伴い新卒採用を開始するのをはじめ、人員 増加でシェア拡大を目指すなどと分析した。

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