マイクロソフト、アイパッド向け「オフィス」発表-閲覧無料

米マイクロソフトのサトヤ・ナデラ 最高経営責任者(CEO)は、同社のプログラムをあらゆる機器に搭載 させることに「ためらいはない」と述べ、基本ソフト(OS)「ウィン ドウズ」に集中してきた長年のやり方から決別する方針を示した。

ナデラCEOは先月の就任以来初となる27日の公式スピーチで、ア ップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」に対応する統合事 務用ソフト「Office(オフィス)」の新製品を発表。ウィンドウ ズ搭載パソコンなどの販売減につながったとしても「オフィス365」の サービス利用者があらゆる端末で同プログラムを利用できるようにする ことが同社の目標だと説明した。

同CEOは自社OSだけでなく競合するOS向けにもアプリケーシ ョンやサービスを販売するよりオープンなアプローチへの転換を進めて いる。これに対しスティーブ・バルマー前CEOはウィンドウズに特化 するやり方を維持し、スマートフォンにもウィンドウズOSを搭載し た。だが、モバイル分野はアップルの「iOS」やグーグルの「アンド ロイド」が独占する状態であるため、マイクロソフトがこれらのプラッ トフォーム向けに自社プログラムを販売できなければ、同社ソフトが大 方の携帯端末から締め出される恐れがある。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ダニエル・アイブス 氏は「アイパッド向けオフィスの投入は正しい方向への大きな前進であ り、マイクロソフトの戦略転換のシグナルだと思う」と述べた。

アイパッド向けオフィスには「ワード」や「パワーポイント」、 「エクセル」が含まれている。マイクロソフトはこれまで有料製品とし てきたオフィスに新たなビジネスモデルを導入し、アイパッドでオフィ スの文書を無料で閲覧できるようにする。ただ、文書の作成・編集には オフィス365の利用料として年間99ドルの支払いが必要。

原題:Microsoft CEO Unveils Office for IPad in Mobile-App Push (1)(抜粋)

--取材協力:Adam Satariano.

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