イタリア債上昇、利回り05年来の低水準-ECB追加策期待

27日の欧州債市場ではイタリア国債 が上昇し、10年物利回りは2005年以来の低水準となった。欧州中央銀行 (ECB)が追加刺激策を講じる可能性があるとの見方から、域内の高 利回り債を求める動きが強まった。

スペイン10年債は5営業日続伸し、利回りが8年ぶりの低水準を付 けた。ECB政策委員会メンバーであるリンデ・スペイン中銀総裁が前 日、当局者はデフレリスクを真剣に受け止めており、一段の金融緩和の 可能性を排除しないと発言したことが背景。イタリアは最大100億ユー ロの入札を翌日行うものの、同国債の上昇に影響しなかった。ポルトガ ル10年債利回りは4年ぶり低水準となったほか、アイルランド10年債利 回りは過去最低を付けた。

コメルツ銀行(フランクフルト)の債券ストラテジスト、アレクサ ンダー・アルディンガー氏は「ECBの緩和観測が市場でひそかに増し ている」とし、「周辺国債のパフォーマンスはまだ良いが、個人的には このへんで少し慎重になりたい。翌日に入札が控えているほか、この日 の午後には利益確定の動きが一部であったかもしれない」と語った。

ロンドン時間午後4時6分現在、イタリア10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.29%。これは05年 9月以来の低水準。同国債(表面利率4.5%、2024年3月償還)価格 は0.41上げ110.40。

スペイン10年債利回りは一時、5bp下げ3.23%と、05年10月以来 の低水準を付けた。同年限のポルトガル国債利回りは6bp低下 し4.05。10年1月以降で最低の4.02%まで下げる場面もあった。ドイ ツ10年債利回りは4bp下げ1.53%と、14日以来の低い水準となった。

原題:Italian Bonds Advance With European Peers on ECB Stimulus Bets(抜粋)

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