英RBS傘下シティズンズ買い手二の足も-FRBが不備指摘で

英政府が出資する最大の銀行ロイヤ ル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)は、米国リテ ール銀行部門シティズンズ・ファイナンシャル・グループの売却を検討 しているが、米連邦準備制度理事会(FRB)のストレステスト(健全 性審査)でシティズンズの資本計画が承認されなかったため、売却がよ り困難になる見通しだ。

FRBのストレステストで資本計画が承認されなかった外国銀行の 米国子会社は、シティズンズ・ファイナンシャル(米ロードアイランド 州プロビデンス)のほか、英銀HSBCホールディングスとスペインの サンタンデール銀行の米子会社の3行。

RBSはシティズンズの年内の新規株式公開(IPO)を準備する 一方、買収提案があれば応じる用意があると表明。FRBが今回シティ ズンズについて、他の米銀の買収案件の障害となっている内部プロセス の不備を指摘したため、RBSの今後の選択肢は限られると予想され る。

M&Tバンクによるハドソン・シティー・バンコープの買収は、 M&Tバンク内部のマネーロンダリング(資金洗浄)統制の不備を監督 当局に指摘され、2度にわたって計画が頓挫した。

ポルタレス・パートナーズのアナリスト、ジェニファー・トンプソ ン氏は「比較的大きい銀行間の比較的大規模な買収認可に当たって FRBは非常に慎重だ。内部統制の問題が幾つか指摘されている現状で は、潜在的買い手が二の足を踏む可能性が高い」と指摘する。

三井住友フィナンシャルグループがシティズンズに買収提案を行う 可能性があると米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が24日 報じたことを受けて、RBSの株価は一時2.5%上昇した。

原題:RBS Stress-Test Rejection Seen Hindering Sale of U.S. Subsidiary(抜粋)

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