米グーグル株トレーダーには投資機会か-事実上の株式分割で

検索エンジン最大手の米グーグルは 2年前、創業者の経営権強化を狙い、3種類目の普通株クラスを導入す る計画を打ち出した。この戦略については、企業統治上問題があるとし た機関投資家から訴訟を起こされ、昨年6月に和解に至ったが、今度は 株式トレーダーが強い関心を示している。

グーグルは2012年4月、議決権のないクラスC株を発表。C株3 億3000万株超の取引が今年4月3日にスタートする。これによってグー グル株は事実上分割される。グーグルの株価は半値に下落し、クラスC 株の株価は従来のクラスA株と足並みをそろえて推移する可能性が最も 高いと、アストン・ヒル・ファイナンシャル(トロント)のジェフリ ー・バーチェル共同最高投資責任者(CIO)はみている。ただ市場で 混乱の兆候がないか見逃さないようにするという。

米国では2つのクラスがある銘柄は動きが分かれることが多いが、 グーグルの場合は特別な取り決めがあるためそうならない可能性があ る。これについてバーチェル氏は、グーグルはA、B2種類の株価が同 じ動きとなるよう、対策を講じているものの、仮に別々の方向に動いた 場合、取引機会が生じるだろうと指摘した。同社が講じた措置では、仮 にクラスC株がクラスA株の株価の動きに追随しない場合、C株の保有 者が補償を受けられる。グーグルには議決権がA株の10倍のクラスB株 もあるが、市場で取引されていない。

バーチェル氏は「半日程度の間、2種類の異なる株式の権利や義務 について混乱が生じる可能性があり、われわれはそれに乗じて利益を上 げることができるかもしれない」とした上で、「そうした事態が起きる とは思わないが、状況を見守り、少しでも変則的な動きがあれば対応で きる態勢だ」と語った。

原題:Google Traders See Opportunity in Confusion With New Shares (2)(抜粋)

--取材協力:Joseph Ciolli、Brian Womack、Jef Feeley、Phil Milford.

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