スペインとイタリアの国債が上昇-JPモルガンの見通し好感

26日の欧州債市場では、スペインと イタリアの国債が上昇。相場上昇が継続するとの見通しをJPモルガ ン・アセット・マネジメントが示した。両国の10年債のドイツ債に対す る利回り上乗せ幅(スプレッド)は今月に入ってそれぞれ、約3年で最 小の水準まで縮小している。

同スプレッドはこの日、2日連続で縮小。JPモルガンのグローバ ル金利責任者、デービッド・タン氏によれば、経済改善を手掛かりに同 社はイタリアとスペインの国債購入を再開した。今年早くは、オーバー ウエートのポジション縮小に動いていた。ポルトガル10年債は9営業日 続伸。

タン氏は25日のインタビューで、「年初よりもオーバーウエートに している。ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)の改善で相場上 昇が続くと確信している」と発言。スプレッドは「年内にさらに25-50 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小する可能性がある」と 述べた。

ロンドン時間午後4時3分現在、スペイン10年債利回りは前日比5 bp低下の3.29%。一時は3.28%と、2006年1月以来の低水準を付け た。同国債(表面利率3.8%、2024年4月償還)価格は0.385上 げ104.36。

同年限のイタリア国債利回りも5bp下げて3.34%。05年9月以降 の最低となる3.33%まで下げる場面もあった。5年債利回りは一時9b p低下の1.994%と、過去最低を記録した。

イタリア10年債とドイツ10年債のスプレッドは4bp縮小し178b p。11日には173bpと、11年6月以来の小ささとなった。スペイン10 年債のドイツ10年債に対するスプレッドはこの日、3bp縮まり172b p。10日には10年10月以降の最小となる165bpとなっていた。

ポルトガル10年債利回りは8bp低下し4.12%。これは10年3月以 来の低水準。ドイツ10年債利回りは1bp下げて1.57%。

原題:Spain’s Bonds Advance With Italy’s as J.P. Morgan Bets on Rally(抜粋)

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