中国が輸入禁止のGMトウモロコシ、米農家は作付け継続へ

中国向けトウモロコシ輸出の拡大を 目指す大手穀物取引会社、米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド( ADM)とブンゲの前に新たな障害が立ちはだかっている。それは、米 国の農家だ。

スイスの種子メーカー、シンジェンタが開発した遺伝子組み換え( GM)トウモロコシの輸入を中国が拒否し始めてから半年が経過した。 ブンゲはこの品種を入荷しない方針を示した。ADMはこの品種を検査 する予定で入荷を拒否する可能性もあるとしている。そんな中、米国の 農家は輸出向けよりも国内市場向けに高水準のイールド(単収)への関 心の方が高く、間もなくGMトウモロコシの作付けを開始する見通し だ。

GMトウモロコシに関し、輸出業者と農家が2つの異なる方向へ向 かっている現状は、国際的な農産物商品取引会社が直面する新たな課題 を浮き彫りにしている。世界人口の増加に伴って需要が増え続ける中、 食品の安全性と生物多様性にGM作物が及ぼす可能性のある影響への懸 念から、中国などの国々による新品種の承認は米国ほど進んでいない。

中国が一部のGMトウモロコシの輸入を抑制したことは数百万トン の輸入に影響が及ぶ恐れがあり、そうなれば国際的取引会社の利益の減 少につながる可能性がある。

原題:U.S. Farmers Sow GMO Corn Banned From China Markets: Commodities(抜粋)

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