シリコンバレーのお株奪うサンフランシスコ-寂しさ感じない

米メリーランド州からやって来た24 歳のソフトウエアエンジニア、J・M・マイヤーズさんが仕事を見つけ たのはシリコンバレーではなく、サンフランシスコだ。モバイル広告の ベンチャー企業タップセンスに勤めており、寂しさは全く感じない。

サンフランシスコはその南部にある米ハイテク業界の中心地、シリ コンバレーより速いペースで雇用を生み出している。それに伴い、生活 費が上昇、貧富の差拡大をめぐる反発も起きている。カリフォルニア州 の統計によれば、サンフランシスコではテクノロジー関連の仕事が2010 -13年に57%増えた。アップルやグーグルが本社を置くサンタクララ郡 は14%の伸びにとどまっている。

ワンルームマンションを月1350ドル(約13万8000円)で借りている マイヤーズさんは、「家主は雇用拡大が家賃を押し上げているのを知っ ている」と話す。近くのサウスオブマーケット(ソーマ)地区のサース ティベア・ブリューイングといった飲食店によく繰り出す。

人口約82万6000人のサンフランシスコはカリフォルニア州4位の都 市。若い起業家らは都市の快適さを好み、ソーシャルメディアやモバイ ルアプリといった消費者向けのテクノロジーを開発するベンチャー企業 は顧客や新興企業同士、ベンチャーキャピタルの出資者に近い場所にい ることを望む。

サンフランシスコのリー市長(61)はインタビューで、市内での 「アイデアの交換が生態系だ。話し相手がいない郊外ではひらめきも感 じないだろう」と述べた。

原題:San Francisco Beating Silicon Valley With Growth in Jobs: Cities(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE