豪中銀:低金利主導の住宅価格上昇は永続せず-報告書

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は26日発表した半年次の金融安定化報告書で、超低金利主導の不動 産価格の上昇がいつまでも続くことはなく、銀行は融資基準を緩めるべ きではないとの見解を示した。

報告は「金融緩和の結果として予想されていた住宅価格の上昇と家 計の借り入れ拡大が住宅建設活動を支えており、投機を助長する可能性 もある」と分析。「低金利の下での住宅価格の循環的な上昇は永続しな いことを投資家と住宅所有者が共に理解することが重要だ」とした。

豪中銀は鉱業投資が縮小する中で建設業などを後押しするため、約 2年間で計2.25ポイントの利下げを実施し、昨年8月の引き下げ以降は 政策金利を過去最低水準の2.5%に据え置いている。利下げによって不 動産市場は活性化し、同国最大の都市シドニーでは2月末までの1年間 で価格が14.1%上昇した。

報告はさらに「与信の伸びが緩やかな環境の下では銀行の利益の伸 びの源が今後さらに限定される可能性がある。必要以上にリスク志向を 高めたり、融資基準を緩和しないことが金融安定にとって重要になる」 と指摘した。

原題:RBA Says Low-Rate Led Home Price Gains Can’t Go On Indefinitely(抜粋)

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