ベネズエラ通貨、闇市場で急落-新外貨供給メカニズム機能せず

ベネズエラの通貨ボリバルは、外国 為替の闇市場で1年ぶりの大幅安となっている。政府が導入した新たな 外貨供給メカニズム「Sicad II」は積み上がったドル需要に対応 しきれなかった。

コロンビア国境での為替レートを追跡するウェブサイト「ダラート ゥデー・ドット・コム(dolartoday.com)」によると、ボリバルは25日 に1ドル=72.82ボリバルと、前日の58.63ボリバルから19%下落。合法 的にドルを入手できる手段への期待でボリバルはこの1カ月、闇市場で 値上がりしていた。

コンサルタント会社エコノメトリカのディレクター、エンケル・ガ ルシア氏は電話取材に対し「闇市場を無くす唯一の方法はドルの自由な 合法的取引を認めることだ」と指摘。「ベネズエラ政府は新メカニズム の運用で何らかの制限を加えているようだ。このため、『闇』ドルの需 要が再び高まりつつある」と述べた。

格付け会社フィッチ・レーティングスは25日、為替市場のゆがみと 消費者物価の上昇、経済成長の低迷が社会不安を高めているとして、ベ ネズエラの信用格付けを引き下げた。

原題:Venezuela Bolivar Has Biggest Black Market Plunge in a Year(抜粋)

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