ブラジルの干ばつの影響、コーヒー先物変動性が約10年で最大

アラビカ種コーヒー生豆先物市場が カフェイン過剰のような状態に陥っているようだ。

ブラジルが干ばつに見舞われ、相場は今月、2年ぶりの高値に高 騰。その後、降雨があり干ばつが緩和するとの見方から相場の変動性は 過去10年余りで最大を記録した。ブラジルは1月と2月に数十年ぶりの 深刻な干ばつに見舞われたが、今月は降雨があり樹木の状態が回復しつ つある。コモディティ・ウェザー・グループによれば、産地の約25%で は依然として生産に被害が出るとの懸念がある。

ブラジル産生豆は世界で飲まれるコーヒーの約3分の1に利用され る。今年の同国の生豆生産高の推計は最大で5650万袋、最小では4600万 袋。その差はコロンビアの予想生産量にほぼ匹敵する。コロンビアは米 スターバックスなどで主に利用されるアラビカ種の世界2位の供給国。

コーヒー生豆の取引に20年以上携わっているニューエッジUSA (ニューヨーク)のコーヒー担当ディレクター、ロドリゴ・コスタ氏は 「収穫高についてはなお多くの不確定要素がある」と指摘。「このよう な状況は前例がない。天候が左右する市場では相場を正確に予想するの は不可能だ。それが極端な変動性につながっている」と述べた。

コーヒーの60日間のヒストリカルボラティリティは25 日、55.23。24日には55.93と、2000年10月以来の高水準に達した。 ICEフューチャーズUSのアラビカ種コーヒー生豆先物5月限の25日 終値は前日比0.6%安の1ポンド当たり1.753ドル。年初来上昇率は58% と、S&P・GSCIスポット指数を構成する商品24品目のうち最大と なっている。

原題:Coffee Prices Swing Most in a Decade on Brazil Drought Concerns(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE