ブラジル株:7日続伸、金属相場高を好感-格下げには反応薄

25日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が7営業日続伸。昨年8月以降で最長の上昇局面となっ ている。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はブ ラジルの信用格付けを引き下げたが、この日の市場では金属相場高が好 感された。

鉄鉱石生産最大手のヴァーレは1.7%上昇し、ボベスパ指数の上げ に最も寄与した。鉄鋼メーカーのウジミナスは2.6%高。一方、S&P が格下げしたブラジル中央電力は1.9%下落。食肉加工最大手のJBS は5%値下がり。昨年10-12月(第4四半期)決算がアナリスト予想に 届かなかったことが嫌気された。

ボベスパ指数は前日比0.4%高の48180.14で終了。指数構成銘柄の うち上昇が42銘柄、下落は28銘柄。通貨レアルはサンパウロ時間午後5 時35分(日本時間26日午前5時35分)現在、0.5%高の1ドル=2.3111 レアル。

ベトリアル・アセット・マネジメントのエグゼクティブディレクタ ー、ペデロ・パウロ・シルベイラ氏は電話インタビューで、「きょうは 世界各国の市場で中国政府が景気てこ入れに動くとの期待感が広がっ た。そうなれば世界経済にとって大きなプラスだ」と指摘。「S&Pに よるブラジル格下げは予想されていたことであり、株価に織り込み済み だった」と述べた。

S&Pは24日の取引終了後、ブラジルの信用格付けを投資適格級で 最も低い「BBB-」に引き下げた。経済成長の低迷と拡張的な財政政 策が政府の債務レベルの上昇に拍車を掛けていると指摘した。ブラジル 財務省は電子メールで、格下げは「ブラジルの堅実性やファンダメンタ ルズ(経済の基礎的諸条件)と矛盾している」との声明を発表した。

原題:Ibovespa Rises as Gain in Metals Outweighs Brazil S&P Downgrade(抜粋)

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