メキシコ湾のマグロの心臓に欠陥、原油流出の影響か-調査

メキシコ湾で英BPが保有するマコ ンド油井で2010年に推定490万バレルの原油が流出した事故の影響によ って、マグロの幼魚の心臓に深刻な欠陥が発生した可能性があることが 米海洋大気局(NOAA)が出資した調査で明らかになった。

米国科学アカデミー紀要に24日掲載された調査結果によると、原油 にさらされたことにより、タイセイヨウクロマグロとキハダマグロ、ア ジ科ブリ属の魚の心拍の鈍化、または不整が引き起こされている可能性 がある。心臓に欠陥があると水泳能力が低下し生存が脅かされる恐れが あるという。

スタンフォード大学のバーバラ・ブロック教授(生物学)は「原油 流出の時期と場所がクロマグロに直接関係していた」と指摘。「流出事 故はクロマグロの主要な産卵環境で発生した。新たな証拠は、原油がク ロマグロの胚と幼魚の生理と形態に悪影響を及ぼすことを示唆してい る」と述べた。

10年4月にBPの油井で発生した爆発事故の影響で原油が87日間に わたって流出し、フロリダ州やルイジアナ州の海岸を汚染。メキシコ湾 の漁業は約37%が操業停止を余儀なくされた。

原題:Heart Flaws in Gulf Tuna Tied to BP 2010 Macondo Oil Spill (1)(抜粋)

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