大食い競争賞金でレストラン開店の店主、悩みの種は食肉高騰

大食い競争の常連参加者でレストラ ンオーナーでもあるジェイミー・マクドナルド氏(37)はハンバーガー 約12個を10分以内に平らげ、大量のプルドポーク(豚肉のバーベキュー 料理)も難なく飲み込んできた。そんなマクドナルド氏の悩みの種は食 肉価格の高騰だ。

マクドナルド氏は2012年以降に出場した大食い競争の賞金7万ドル (約720万円)を投じ、昨年6月に米コネティカット州ウィンザーでレ ストラン「ベアーズ・スモークハウスBBQ」を開店。食肉を週に2.27 トン購入する。利ざやの縮小を抑制するため、メニューを10%値上げす ることを計画している。牛肉価格が半年間で30%、豚肉は3月に入っ て20%、それぞれ上昇したため、食肉の仕入れ総額は1万2000ドルに達 した。

「値上げは今回だけでは済まないだろう。めどはまだ立っていな い」。アップルパイやフライドパイ、ユダヤ人家庭で食べられる菓子ハ ーマンターシュ、ハンバーガー、オニオンリング、プルドポーク、パン プキンパイで、大食い競争団体オール・プロ・イーティング・プロモー ションズのタイトルを保持するマクドナルド氏はそう語る。

夏季のバーベキュー用需要がピークに達する前で、米国の食肉価格 が例年、季節的に割安となる時期であるにもかかわらず、価格は他の食 品群を上回るペースで上昇している。数年間続いている干ばつの影響に 加え飼料コストが高止まりしていることから、米国内の牛の飼育数 は1951年以来の低水準に落ち込んでいる。子豚へのウイルス感染の拡大 により豚肉供給も逼迫(ひっぱく)している。シカゴ市場の生牛と豚赤 身肉先物は今月、過去最高値に達した。

卸売価格の上昇は米タイソン・フーズなどの食肉供給会社にとって は朗報だが、チポトレ・メキシカン・グリルが運営するレストランやホ ーメル・フーズなどの食肉加工会社にとっては利ざやの縮小につながる 見込みだ。

原題:Meat Eaters Gulp Record Costs Before Grilling Peak: Commodities(抜粋)

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