ウクライナ、デフォルト回避へ25日中のIMF支援合意求める

ウクライナ政府はデフォルト(債務 不履行)回避のため、国際通貨基金(IMF)との支援交渉を25日中に も終えることを求めている。支援を確保することで、4カ月に及ぶ政治 危機による経済への悪影響を緩和する。

約150億ドル(約1兆5300億円)の融資をめぐる交渉は3週間前に 始まった。協議を迅速に進めるため同国のヤツェニュク首相は主要7カ 国(G7)首脳が緊急会議を開いたオランダ・ハーグ行きを取りやめ た。ウクライナ国立銀行(中央銀行)のクビフ総裁は先週、交渉が26日 に終了する可能性があると述べていた。

ウクライナ政府は現在、2008年以降で3度目のリセッション(景気 後退)入りが懸念される経済や、外貨準備の縮小、通貨安といった問題 に取り組んでいる。

ドラゴン・キャピタルのチーフエコノミスト、オレナ・ビラン氏 (キエフ在勤)は電話インタビューで、ヤツェニュク首相はIMF支援 確保のため必要なあらゆる措置を講じると明言しているものの、国民の 不評を買う措置を実施すれば国内の一段の不安定化を招きかねないと指 摘。「政府は改革の実行とIMFの要求受け入れに前向き」だが、「購 買力が大きく損なわれればウクライナ東部の不安定化に拍車が掛かる恐 れがある」と分析した。

ウクライナ通貨フリブナは年初来で22%下落と、ブルームバーグが 調査する170余りの通貨で最悪のパフォーマンスとなっている。ブルー ムバーグのデータによれば、24日のドル建て14年6月償還債の利回り は30.6%と、21日の36%から低下。12日には55.7%を付けていた。1 月16日の同利回りは5.3%だった。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によれば、IMF のラガルド専務理事は「近日中に」ウクライナ融資計画がまとまると予 想している。

原題:Ukraine Seeks to Wrap Up IMF Talks to Mend Crisis-Struck Economy(抜粋)

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