欧州株(21日):ほぼ変わらず-週ベースは5週ぶりの大幅高

21日の欧州株式相場はほぼ変わら ず。デリバティブ(金融派生商品)取引が期日を迎えたほか、3月のユ ーロ圏消費者信頼感が予想以上に改善したことが注目された。指標のス トックス欧州600指数は週間ベースで5週間ぶりの大幅高となった。

銅相場の反発を手掛かりに英豪系鉱山会社リオ・ティントが1.6% 上昇。ドイツのコメルツ銀行は2.5%上げた。同銘柄の投資判断をモル ガン・スタンレーが引き上げたことが好感された。一方、フランスの広 告会社アバスは1.8%安。2013年通期利益がアナリスト予想を下回っ た。仏酒造会社レミー・コアントローは昨年11月以来の大幅下落。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%高の327.91で引けた。週間ベ ースでは1.8%上昇し、年初来の下落率は0.1%に縮小した。

ピクテ・アセット・マネジメントのストラテジスト、スプリヤ・メ ノン氏(ロンドン在勤)は電話インタビューで、「相場が極めて回復力 に富んでいることが証明された。向こう数カ月はレンジ取引になると当 社はみている」とし、「2月末に当社は欧州に関してより慎重になっ た。バリュエーションにかなり織り込まれているためだ。下がったとこ ろでうまく相場に入るには、より戦術的になることが必要だ」と続け た。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、ストックス600指数の 株価収益率(PER、予想収益ベース)は14.6倍。昨年末は15.7倍と、 4年ぶりの高水準だった。この日の売買高は30日平均を44%上回った。 先物とオプション取引が期日を迎えたためだ。

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会が発表した3月のユ ーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス9.3と、前月のマイナ ス12.7を上回った。エコノミストの予想中央値はマイナス12.3だった。

この日の西欧市場では18カ国中10カ国で主要株価指数が上昇。独 DAX指数は0.5%高となったほか、仏CAC40指数と英FTSE100指 数はそれぞれ0.2%上げた。

原題:European Stocks Little Changed After Confidence Report, Witching(抜粋)

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