欧州株:総じて下落-FRB議長が来年半ばの利上げを示唆

20日の欧州株式相場は総じて下落。 イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日、債券購入プログ ラムを年末までに終了させてから「6カ月前後」で利上げを実施する可 能性があるとの認識を示し、これが材料視された。

英製薬会社グラクソ・スミスクラインは1.6%安。同社の治験中の 肺がん治療薬が臨床研究で目標通りの効果を示さなかった。ドイツの防 衛関連企業ラインメタルは4カ月ぶりの大幅安。ウクライナ危機を理由 に、ロシアでの事業案件の執行をドイツ政府から止められた。一方、ミ ュンヘン再保険は1.3%上昇。自社株買い戻し計画が好感された。

ストックス欧州600指数は327.67で終了。前日比では0.1%未満の上 げとなった。騰落比率は約1対2。米緩和縮小の開始やウクライナをめ ぐるロシアと米国の対立を受け、同指数は年初来で0.2%下げている。 昨年までは年ベースで2年連続上昇していた。

バンクハウス・ランプの株式アナリスト、ライフ・ツィマーマン氏 は電子メールで、「市場にとって好ましくないサプライズは、米当局が 現時点で投資家よりタカ派的なことだ」とし、「投資家の現在の感覚や 期待以上に、米当局は利上げに前向きかつ積極的なようだ。この新たな 不透明感がボラティリティや相場の下押しリスクを生じさせる」と記述 した。

20日の西欧市場では18カ国中11カ国で主要株価指数が下落。独 DAX指数は0.2%、仏CAC40指数は0.5%それぞれ上げた。英 FTSE100指数は0.5%値下がり。

原題:Most European Stocks Drop on Yellen’s Remarks on Interest Rates(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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