中国で大気汚染が新生児に影響か、学習能力に遅れも-研究

中国・重慶市の銅梁で10年前に石炭 火力発電所が閉鎖される前、大気汚染物質にさらされていた母親から生 まれた子供を調査したところ、発電所の閉鎖後に生まれた子供に比べて 遺伝子変異が多く発生し、それが学習能力に悪影響を及ぼしている可能 性があることが最近の研究で分かった。

2004年に同発電所が閉鎖される直前に生まれた新生児の臍帯(さい たい)血を調べると、脳の発達にとって不可欠なタンパク質が極めて少 なかったと、米科学誌プロスワン(オンライン版)に19日掲載された米 コロンビア大学と重慶医科大学による研究報告が伝えた。さらに2歳に なった時点で調査すると、学習能力と記憶能力に遅れが見られたとい う。

中心的な報告執筆者であるコロンビア大の唐徳良氏は「これほど明 確な違いがあるとは予想していなかった。これは効果的な政策が地域住 民にどれほど大きな影響を及ぼし得るかを示している」とコメントし た。

銅梁の当局者は04年5月に石炭火力発電所を閉鎖。同発電所は同地 域での主要な大気汚染源だったという。

原題:Air Pollution May Cause Genetic Harm in Kids, China Study Finds(抜粋)

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