東南アジアに戻るホットマネー、タイ・インドネシア株高演出

ホットマネーの流れがタイとインド ネシア、フィリピンに有利な方向に傾いている。

海外投資家は3月にこれら東南アジア3カ国の株式を16億ドル (約1640億円)相当買い越しており、このままいけば月間の資金流入額 は2013年1月以来の規模となる。昨年10-12月(第4四半期)は42億ド ルの売り越しと、ブルームバーグが統計を取り始めた1999年以降の最高 に並んだ。

タイ政情不安の緩和とインドネシア経常赤字の縮小、フィリピンの インフレ鈍化を背景に、投資家はこれら3カ国が米金融当局による刺激 策縮小の影響を乗り切れるとの見方を強めている。3カ国の株価指数は 今年に入り平均9.2%上昇しているが、バリュエーションは依然とし て13年のピーク時を少なくとも9%下回っている。

チェビー・チェイス・トラストのマネジングディレクター、デービ ッド・ロス氏は電子メールで「これら市場の相場急上昇は、昨年のホッ トマネー流出による下げからの戻りにすぎない」と指摘。同氏はインド ネシア、フィリピン株式相場の一段高を見込む一方で、タイの株価上昇 は近く頭打ちになるとみている。

インドネシア中央銀行は、同国の経常赤字が対国内総生産 (GDP)比で13年の約3.3%から今年は2.5%に縮小すると予想。フィ リピンの2月のインフレ率は半年ぶりに伸びが鈍化した。タイ内閣は非 常事態令を19日に解除することを承認した

原題:Hot Money Returns as Foreign Inflows Accelerate: Southeast Asia(抜粋)

--取材協力:Harry Suhartono.

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