ボーイング、「787」下請け業者の管理不十分-米連邦航空局

米ボーイングと米監督当局は旅客機 「787」(ドリームライナー)の開発段階において、下請け業者に対す る品質面での管理をほとんど行っていなかった。米連邦航空局( FAA)がこうした分析結果と監督強化のための7つの提言を盛り込ん だ報告書を19日に公表した。

同報告書は日本航空やANAホールディングスが運航する787でリ チウムイオンバッテリーのトラブルが発生したことを受けてまとめられ た。FAAは報告書で、787は安全で設計基準を満たしており、ボーイ ングの他の航空機と比べて信頼性に大きな差はないと結論付けた。

FAAのウエルタ局長は19日の発表資料で、「レビューチームは製 造工程と、それに対する当局の監督方法に関して幾つかの問題を特定し た。われわれはこれらの問題に対処すべく迅速に取り組んでいる」と説 明した。7つの提言のうち4つはボーイングに、3つはFAA自体に対 してなされている。

報告書はボーイングとFAAが787で使われた新技術への適応に苦 慮した様子を詳述している。787は燃費効率改善のため、機体に炭素繊 維複合材を多く使用し、電気系統の利用も増やした。ボーイングは同機 の生産で下請け業者への委託を増やそうとし、それが供給面での問題を 生み、当初計画に比べて導入が3年余り遅れる事態につながった。

FAAは報告書で「ボーイングの787計画は当初、新たな製造環境 に不慣れな供給業者からの予期せぬ問題に対応するようには作成されて いなかった」とし、「それに加えてボーイングは、供給業者の支援を十 分早い時期に行わなかった」と指摘した。

原題:Boeing Oversight of Dreamliner Contractors Faulted by FAA (抜粋)

--取材協力:Julie Johnsson.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE