野村:タイの証券子会社にTOB、総額104億円で全株式を取得へ

野村ホールディングスは19日、タイ のグループ証券会社に株式公開買い付け(TOB)を実施し、完全子会 社化すると発表した。買収額は最大で約104億円となる見込み。成長が 見込まれるアジア新興国でのビジネスを強化するのが狙い。

野村は早ければ4月下旬から6月上旬にかけて現在38.6%保有して いるキャピタル・ノムラ・セキュリティーズ・パブリック(CNS)の 残りの全株式をTOBで取得する。1株当たり2.51タイバーツ(約8 円)を支払う。完全子会社化後も上場は維持するという。

野村によるTOB発表後初めての取引となった20日午前のタイ市場 でCNSの株価は、一時前日比21%高の2.58バーツまで上昇、TOB価 格を上回った。ブルームバーグ・データによれば、上昇率は2010年2月 以降で最大。

今回の買収について野村は、発表資料で「タイは、安定的な経済成 長を背景に証券人口の拡大が継続しているだけでなく、今後の成長の加 速が見込まれるラオス、ミャンマー、カンボジアといった周辺国への事 業展開を加速する上で、その重要性が特に増している」としている。

CNSの設立は1970年。12月時点で約530人の従業員がいる。野村 はからは常勤取締役を2人など役員や従業員を派遣している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE