中国アリババ、汚名そそぐ戦略が奏功-米屈指の大型IPOへ

中国最大の電子商取引運営会社アリ ババ・グループ・ホールディングは1年半前、米国の厳しいチェックを 受けていた。同社のウェブサイトで偽造品が販売されていたためだ。そ れが今は米屈指の規模となりそうな新規株式公開(IPO)の準備を進 めている。

売り手と買い手を結ぶアリババのサイト「淘宝網」は米通商代表部 (USTR)が表明した懸念への対処を図る中で、たばこや衣料品、機 械製品に絡んだ知的財産権を侵害している可能性のある8700万件の出品 の取り締まりを行った。また、盗品を売りに出している業者の摘発に向 け、ブランドのオーナーや法執行当局者らとの協力も進めた。

汚名をそそぐためのこうした戦略は奏功した。アリババは米政府が 定める「悪名高い市場」のリストから2012年に除外され、IPOへの道 が開かれた。IPOが実施されば同社の価値は最大2000億ドル(約20 兆4800億円)と評価される可能性がある。

テクノロジー企業に助言するBDAチャイナのダンカン・クラーク 会長は、模造品や海賊版などの商品販売に対する監視維持が投資家の信 頼を維持する上で極めて重要になると分析。「淘宝網には当初、かなり 多くの偽造品が売られていたが、こうした問題を一掃するためアリババ は懸命に取り組んでいる。上場すれば、さらに高い基準を満たす必要性 が生じる」と述べた。

事情に詳しい関係者によれば、アリババは株式全体の12%程度を公 開するもようだ。同社全体に対するアナリストの平均評価額(1530億ド ル)に基づくと184億ドル規模のIPOとなることを、ブルームバーグ がまとめたデータは示している。

これはゼネラル・モーターズ(GM)が10年に実施したIPOの規 模を上回り、電子決済ネットワークのビザに次ぐ米2位の大型IPOと なることを意味する。ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS) 最大手、フェイスブックが12年5月に実施したIPOは160億ドル規模 だった。

原題:Alibaba Shakes Off Counterfeit Label Smoothing Path to U.S. IPO(抜粋)

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