FRB審査:米大手行の株主還元策拡大へ-資本計画に注文も

米連邦準備制度理事会(FRB)の 市中銀行に対するストレステスト(健全性審査)終了に伴い、米大手銀 行が750億ドル(約7兆6300億円)を超える資金を株主を還元すること ができるかどうかが判明することになる。

FRBは年次ストレステストの結果を20日と26日に発表する。ブル ームバーグがまとめたアナリスト予想は各行がストレステストに合格す ることを前提とし、ウェルズ・ファーゴやJPモルガン・チェースを中 心に大手行が向こう1年に配当や自社株買いを69%増やすことを示して いる。

スターン・エイジー・アンド・リーチ(ニューヨーク)のアナリス ト、トッド・ヘイガーマン氏はインタビューで、「銀行各行が十分な資 本が備えていることは周知で、これは問題ではない。資本計画のプロセ スにおいてFRBが反対するものがあるかどうかが問題だ」と述べた。

同氏を含む投資家やアナリストは、米国の6大銀行がストレステス トに合格すると確信している。資本バッファーや2009年に始まったスト レステスト以降に各行が積み上げてきた経験がその理由だ。

懸念されるのは初めてストレステストの対象となった中小行12行の 幾つかが不合格となることだ。FRBが銀行の規模にかかわらず1行あ るいは複数の銀行の資本計画を認めないとの観測もある。サンドラー・ オニール・アンド・パートナーズのアナリスト、R・スコット・シーフ ァーズ氏は「これが最大のリスクだ。FRBは毎年、定性的に1、2行 を不合格とすることを選択しているのかもしれない」と語った。

原題:U.S. Banks’ $75 Billion Payout at Stake on Fed Test Results (1)(抜粋)

--取材協力:Michael J. Moore、Craig Torres.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE