欧州債:ギリシャ中心に周辺国債が上昇-市場復帰見通しで

18日の欧州債市場ではギリシャ国債 を中心に域内の高利回り国債が上昇した。ギリシャが4年ぶりに国債を 発行するとの見通しを背景に、これら諸国の資産への信頼感が高まっ た。

ギリシャ10年債は続伸。フリソフォイディス社会基盤相は5月まで の国債入札実施を目指すと述べた。欧州連合(EU)の報道官は、経済 改革プログラムの審査でギリシャが債権団と合意に至ったことを明らか にした。

一方、ドイツ国債は上げを消す展開となった。ロシアのプーチン大 統領がウクライナの分割を目指していないと発言したことを受け、域内 で最も安全とされるドイツ国債への需要が後退した。

ノルデア銀行の債券ストラテジスト、ヤン・フォンゲリッヒ氏(ヘ ルシンキ在勤)は「ギリシャでさえも市場復帰について検討できるの は、市場のセンチメントを示すあらたな例だ」とし、「周辺国に対する センチメントはこのところ相当しっかりしてきており、最近見られた一 時的なリスク回避も限定的な影響しか及ぼしていない」と語った。

ロンドン時間午後4時21分現在、ギリシャ10年債利回りは前日比22 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し6.82%。前日は18b p下げていた。同国債(表面利率2%、2024年2月償還)価格はこの 日、1.335上げ74.775。

ポルトガル国債は上昇し、10年債利回りは9bp下げ4.43%となっ た。同国はこの日、2015年10月償還債を5000万ユーロ相当買い戻した。

ドイツ10年債利回りは前日からほぼ変わらずの1.57%。一時 は1.55%まで下げた。14日には昨年7月以来の低水準となる1.50%まで 低下していた。

原題:Greek Bonds Lead Euro-Area Periphery Rally on Recovery Optimism(抜粋)

--取材協力:Katie Linsell.

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