中国人民元、5年ぶり下落へ、変動幅拡大で-バークレイズなど

中国人民銀行(中央銀行)が人民元 の許容変動幅を2倍に拡大したことで、元相場は2014年にドルに対して 5年ぶりに下落する見通しだと、米銀バンク・オブ・アメリカ (BOA)や英銀バークレイズなどが指摘した。

15日の人民銀の変動幅拡大の発表を受け、少なくとも4行が元相場 の予想を引き下げた。人民元は上海時間午前10時10分(日本時間同11 時10分)現在、前日比0.08%安の1ドル=6.1831元。このままいけば3 営業日で2008年以来の大幅な下げとなる。13年末時点は6.0539元だっ た。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)のエコノミスト、ス アン・テクキン氏(シンガポール在勤)は電話取材に対し、「市場関係 者の元に対する情熱が低下している」と指摘。「ここ数年の着実な元相 場の上昇が近い時期に繰り返されることはないだろう」と述べた。同氏 は17日、人民元の見通しを引き下げた。

バークレイズは17日、元の1カ月予想を6.07元から6.20元、12カ月 予想を5.95元から6.05元に下方修正。BOAは元の年末見通しを6.10元 とし、従来の6.0元から引き下げた。

原題:Yuan Widening Signals First Drop Since 2009 to Barclays, UOB (1)(抜粋)

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