「ドラギ・ラリー」で300兆円強を回復-欧州株に割安感乏しく

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁 が1年半ほど前にユーロ防衛への強い決意を表明して以降、欧州株式の 時価総額は約3兆ドル(約306兆円)回復した。市場では割安な銘柄を 見つけるのが困難になりつつある。

指標のストックス欧州600指数の株価収益率(PER)は19.4倍 と、2009年12月以来の高水準近辺。過去1年8カ月ほど上昇傾向が続い たことで、同指数の構成銘柄のうち割安感で上位20%の銘柄の平均 PERは10.3倍に上昇。割高感で上位20%は32.5倍で、両者の差は少な くとも02年以降で最も接近した。

レイル(ジュネーブ)のフランソワ・サバリ最高投資責任者 (CIO)は、割安銘柄の不足により強気相場はいったん終わる見込み だと述べた。ストックス欧州600は過去6四半期のうち5四半期で上昇 してきた。

同CIOは12日の電話インタビューで、「幅広い銘柄が上昇する局 面は終了した」と指摘。「一部にはバリュエーションの正当化が極めて 困難な銘柄もある。何もかもに買いを入れることはもうできない。選別 が必要だ」と述べた。

ストックス欧州600は12年7月以降に30%上昇。ユーロ圏がリセッ ション(景気後退)から脱却したことや、米経済が11四半期連続のプラ ス成長となったことなどが寄与した。

ドラギ総裁は昨年、ECBの主要政策金利を2回引き下げ、政策金 利を長期にわたって低水準にとどめる方針を繰り返し表明してきた。

原題:Draghi Rally Drains Europe of Bargains as BBVA Shares Surge 98%(抜粋)

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