マレーシア不明機、操縦士自殺の可能性も-乗員の調査強化

マレーシア当局は消息を絶ったマレ ーシア航空370便の乗員に対する調査を強化しており、操縦士の自殺の 可能性についても調べていることを明らかにした。

ヒシャムディン運輸相代行はクアラルンプールでの記者会見で、操 縦士の自殺に関する質問に対し、「それについて調べているところだ」 と述べ、操縦士が金銭的または個人的な問題を抱えていたかどうかにつ いては「今は言えない」と答えた。

ナジブ首相が不明機が北京に向かう途中で意図的に針路を外れたと 発表し、警察は15日、ザハリエ・アフマド・シャー機長とファリク・ア ブドゥル・ハーミド副操縦士の自宅を捜索した。不明機はザハリエ機長 の操縦で離陸した後、1時間も経たずに管制と連絡を絶ち、管制のレー ダー画面から消えた。初期の調査では管制が最後に聞いた言葉を発した のが副操縦士だったことが示唆されている。

マレーシア当局は16日、操縦室からの最後の音声による通信が行わ れる前に不明機のテキストメッセージやデータを送受信するシステムが 切られていたことを明らかにしており、これまでよりも操縦士に重点を 置く調査が行われている。

ファリク副操縦士(27) は2007年にマレーシア航空に入社。マレー シアの管制がベトナムの管制に不明機を引き継ぐ準備をする中で、同副 操縦士が最後に発したとされる言葉は「了解、おやすみなさい」だっ た。

総飛行時間1万8365時間のザハリエ機長(52)は、ボーイン グ777-200型機に深い愛着を持ち、6画面のフライトシミュレーターが 自宅に置かれていた。政府が17日明らかにしたところでは、シミュレー ターは専門家による調査のためにザハリエ氏の自宅から運び出された。

原題:Malaysia Says Pilot Suicide a Possibility as Scrutiny Increases(抜粋)

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