FOMC、金利変更目安を質的ガイダンスに変更へ-調査

ブルームバーグがまとめたエコノミ スト調査によると、米連邦公開市場委員会(FOMC)は19日の会合後 に発表する声明で、これまで政策金利変更の目安としていた失業 率6.5%に替えて、より質的なガイダンスを示す見通しだ。

エコノミスト調査は3月14-17日にブルームバーグ・ニュースが実 施した。回答者54人のうち76%は、金融政策をより広範にわたる経済統 計と連動させると予想している。20%は目安の変更はないとみている一 方で、6%はガイダンスそのものを撤廃すると予想している。

FOMCは市場に早期利上げ観測を招くことなくガイダンスの刷新 に成功する公算が大きいと、JPモルガン・チェースの米国担当チーフ エコノミスト、マイケル・フェロリ氏は指摘する。昨年12月時点では、 FOMCのメンバー17人中12人が2015年に最初の利上げを予想してい る。

FRBで調査担当者を務めた経歴も持つフェロリ氏は「メッセージ そのものを変えるのではなく、メッセージを伝える方法の変更だ」と し、「市場はそれを予想している。市場が期待していることを当局者が おおむね伝えれば」、債券利回りは「現行水準にとどまるだろう」と述 べた。

イエレン議長と同僚は、先月の雇用者数が市場予想を上回る伸びを 示し、失業率も昨年11月の7%から6.7%に低下したことを受け、06年 以来となる利上げ時期を明確に示す方法を検討している。FOMCは18 日から2日間開催される。

より判断重視に傾く

ウェルズ・ファーゴのチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏は 新しいガイダンスについて「具体性が低下し、判断そのものがより重視 される」方向に傾くと指摘。「経済統計は予想できないだけに、予期せ ぬ方向に動くことが多々あり得る」とした上で、失業率の低下など「当 局者は不意を突かれたのではないか」と語った。

エコノミスト調査によれば、今週のFOMCでは月額の債券購入額 を100億ドル(約1兆200億円)縮小して550億ドルとし、10月会合で購 入終了を宣言するまで毎回の会合で同じペースで縮小を続ける見込み だ。過去2回の会合では月額購入額を毎回100億ドルずつ減らしてい る。

原題:Fed Seen Swapping Jobless Threshold for Qualitative Guidance (1)(抜粋)

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