米社債保証コストが低下、鉱工業生産統計受け-CDS取引

17日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストがこの約2週間で 最も低下した。ウクライナ情勢緊迫化の懸念があったものの、2月の米 鉱工業生産指数が市場予想を上回る伸びとなったことが、より材料視さ れた。石油会社エクソンモービルは55億ドル(約5600億円)を起債し た。

ブルームバーグの集計データによると、北米企業の信用リスクの指 標であるマークイットCDX北米投資適格指数は、ニューヨーク時間午 後5時37分(日本時間18日午前6時37分)現在、2.7ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下の65bp。日中ベースの低下幅としては 4日以降で最大。

米連邦準備制度理事会(FRB)が17日発表した2月の鉱工業生産 は製造業の生産指数が6カ月ぶりの大幅な伸びを示し、米経済の堅調さ が企業の債務返済能力を向上させるとの信頼感が強まった。クリミア自 治共和国が住民投票でウクライナからロシアへの帰属替えを選択したこ とから、米国と欧州連合(EU)は同日、ロシア当局者らに対する制裁 を発動した。

キャボット・マネー・マネジメントの債券担当マネーマネジャー、 ウィリアム・ラーキン氏は電話取材で、「米国経済が良い方向に向かっ ていることは明白だ」と指摘。投資家は「現在、経済のファンダメンタ ルズに注目している」と述べ、「制裁が実効性を持つまではロシアやウ クライナ情勢の影響はかなり限定的だろう」と語った。

原題:Credit Swaps Fall as Factory Output Advances; Exxon Sells Bonds(抜粋)

--取材協力:Charles Mead.

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