欧州債:ポルトガルなど周辺国債が上昇-クリミアめぐる見方で

17日の欧州債市場ではポルトガルな ど周辺国債が上昇。ウクライナからロシアへの帰属替えが支持されたク リミア住民投票の結果は深刻な対立を引き起こさないとの見方が広が り、ユーロ圏の高利回り債を求める動きが強まった。

米国と欧州連合(EU)は住民投票は違法と非難し制裁措置を決定 したが、イタリアとスペインの国債相場は上昇。ギリシャ国債も値上が りした。債権団との合意が近いと伝えられたことが買い材料。先週大き く上げたドイツ10年債はこの日は下げた。支援策脱却に近付きつつある ことも、ポルトガル国債の支援要因となった。

DZ銀行(フランクフルト)の調査アナリスト、フェリックス・ヘ ルマン氏は「住民投票の結果を西側諸国は受け入れていないものの深刻 な対立には向かっていない。これでリスク回避の動きが収まっている」 と発言。ポルトガル債については「スペインやアイルランドといった周 辺国に比べ、上昇が大きい」との見方で投資家に魅力的だとも語った。

ロンドン時間午後4時27分現在、ポルトガル10年債利回りは前週末 比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.53%。11日に は4.31%まで下げ、2010年4月以来の低水準を付けていた。同国債(表 面利率5.65%、表面利率5.65%、2024年2月償還)価格はこの日、0.58 上げ108.79となった。

ウクライナ政府やEU、米国が違法と見なすクリミアの住民投票で は、約97%の有権者がロシア編入を支持した。

イタリア10年債利回りは3bp低下の3.38%、同年限のスペイン国 債利回りは2bp下げ3.32%。ギリシャ10年債利回りは19bp低下 し7.04%となった。

ドイツ10年債利回りは2bp上昇の1.57%。先週は11bp低下と、 昨年9月27日終了週以来の大きな下げとなっていた。14日には同年7 月19日以来の低水準となる1.50%まで低下した。

原題:Portuguese Bonds Advance With Italy, Spain After Crimea’s Vote(抜粋)

--取材協力:Lucy Meakin.

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